ビロードのような苔が神秘的な「三千院」や、美しい海の風景と伝統的な家屋が眺められる「伊根の舟屋」、枯山水の名園として名高い「龍安寺」など、ゆっくりとした時間を過ごせる、京都のぼーっとできる場所をご紹介します。
1. 三千院
左京区大原は京都市街地からほど近い、自然豊かな地域。京都の中心地と比べて混雑が少なく、ゆっくりと過ごしたい方にはおすすめのエリアとなっています。
大原には庭園が見事な寺院が多く、なかでも人気は苔の庭で知られる「三千院」。最澄が比叡山東塔に建立した三千院(三千院門跡)を起源とする天台宗の寺院で、明治維新後にこの地に移りました。
境内にある「聚碧園」と「有清園」の2つの庭園は三千院の見どころの一つ。「聚碧園」は客殿の前にある池泉鑑賞式庭園で、東側は山すそを利用した上下二段式とし、南側には円形とひょうたん形の池が配されています。客殿では、お抹茶をいただくこともできます。緑あふれる美しい庭園を、ゆっくりくつろぎながら鑑賞するのも良いでしょう。
「有清園」は、青苔と杉やひのきの木立ちが美しい池泉回遊式の庭園です。中国の詩人「謝霊運(しゃれいうん)」により命名されたそう。ビロードのような苔が神秘的で、庭園にたたずむ「往生極楽院」が美しく、眺めながらぼーっと過ごすのに最適なスポットです。
名園を眺めながら、抹茶と和菓子をいただけます✨また、夏も秋も紅葉の色が変わり、全く違った雰囲気を楽しめると思います🍁
基本情報
営業時間
- 3月〜10月:9:00~17:00
- 11月:8:30~17:00
- 12月~2月:9:00~16:30
定休日
なし
拝観料
- 大人 700円
- 中学生・高校生 400円
- 小学生 150円
駐車場
なし
2. 天空カフェ
京都市内から南東へ少し足を伸ばした、お茶の名産地として知られる和束町に「天空カフェ」があります。和束町運動公園内の山のてっぺんに、京都の高台寺の茶室(傘亭)をモチーフとして、京都府産のヒノキや杉を使って建てられた、1時間ごとの完全貸し切り制(500円/人)のカフェです。
営業時間は10時~17時までなので1日最大で7組の利用が可能。利用受付はふもとの「和束茶カフェ」で行っており、空きがあればその場で申し込むこともできます。ただし先着順のため、利用する日時が決まっている場合は事前予約が安心です。
和束茶カフェで鍵を受け取り天空カフェの中へ入ると、目の前に美しい茶畑の光景が広がります。天気のいい日には和束川や遠くの山々まで一望でき、まるでお殿様にでもなったかのような気分に。
貸切なので、周りを気にせずにぼーっとできるのも嬉しいですね。なおドリンクは和束茶カフェで購入できます。
基本情報
営業時間
10:00~17:00(先着順・予約可)
定休日
年末年始
利用料
60分 550円/1人あたり(小学生以下は無料)、持込可 ※「和束茶カフェ」で利用受付と鍵の受け取り
駐車場
和束茶カフェ(40台) 無料 ※和束茶カフェから徒歩約10分