『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』のファイナル予告が解禁。
スカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタム、ウディ・ハレルソンの最新出演作となる『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』が7月19日(金)より日本公開。今作よりファイナル予告編が解禁となった。
『アポロ13』にはじまり、『ファースト・マン』『ドリーム』などアメリカの有人宇宙飛行計画を題材にした映画は数多くあるが、その中でも異色の作品が今回の『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』だ。
人類最大の偉業といわれるアポロ 11 号の月面着陸。その歴史的瞬間は全世界で生中継され人々を熱く盛り上げた。しかし、その後、その映像・写真が実は<フェイク>だったのではないかというウワサが流れ、メディアにも取り上げられた。今作はそのウワサに着想を得た1作だ。
ちなみに今作のグレッグ・バーランティ監督は「本作は人間が月に行ったことがなぜ重要なのかを描いている。人類史上最も有名な瞬間の一つを偽るという映画を作るのであれば、人類の歴史における真実の瞬間をとてもリアルに感じさせなければならない」と説明し、これが陰謀説を描く映画ではないと主張している。
主演はスカーレット・ヨハンソン(『ブラック・ウィドウ』『マリッジ・ストーリー』)。彼女は完全オリジナル脚本に惚れ込み、今作のプロデューサーにも名を連ねている。
さらに『ザ・ロストシティ』のチャニング・テ イタム、『ヴェノム』のウディ・ハレルソンら豪華キャストの共演も実現。実力派が描き出すドラマに注目が集まっている。
【ファイナル予告編】『フライ・ミー・トゥ・ ザ・ムーン』
解禁されたファイナル予告の映像は「アポロ11号へ成功を祈る」という声と共に、発射を待つアポロ 11 号の姿をとらえる。計画を率いるのはチャニング・テイタム演じる実直なNASAの発射責任者コールだ。
「この国家プロジェクトでアメリカ人を月に立たせる。人類初の偉業だ」とコールがNASA職員たちの心を奮い立たせ、重大なミッションに向かう3名の宇宙飛行士3名に盛大な拍手が送られる。
そんな光景を「ビートルズより有名になる」と見守るのは、スカーレット・ヨハンソン演じるPRマーケティングのスペシャリスト、ケリー。カウントダウンが続く中、ウディ・ハレルソン演じる政府関係者モーはなんと「世界中が注目している。極秘で準備を進めてくれ。“もう一つ”の月面着陸を」とケリーに極秘ミッションを発令するのだ。
「フェイク映像を作る?」と耳を疑うケリーだが、モーは「失敗は許されない。アメリカの威信がかかっている」と断言する。
米ソの熾烈な宇宙開発競争
1969年当時は米ソが宇宙開発競争は熾烈を極めていた冷戦時代。1955年に勃発したベトナム戦争が“二大国の代理戦争”だと称されるほど両国の関係性は悪化していた。そんな中、技術力の優位性を競い、米ソ間の宇宙開発競争は更に加速していったのだ。61年にはソ連のガガーリンが世界初の有人宇宙飛行に成功。アメリカは「アポロ計画」を推進し、世界の覇権を懸けて人類初の“月面着陸”成功を目指していた。
思惑が錯綜する月面着陸の裏側
コールは「フェイクなんてやめろ!今までの努力がすべて水の泡だ」と反対するが、モーは「上からの命令は絶対だ。月への競争だけじゃない。世界の覇権をかけた争いだ」と強硬な姿勢。
計画成功に向けて一丸となったNASAの職員、フェイク映像を依頼されたPRのプロ、国の威信を気にかける政府関係者。それぞれの想いが交錯する中、全世界の注目を浴びてアポロ11号が発射の時を迎える。
全世界が目撃したアポロ11号の月面着陸は果たして、リアルか、フェイクか―。『フライ・ミー・トゥ・ ザ・ムーン』 は7月19日(金)より全国の映画館にて公開。
作品情報
タイトル:『フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン』
原題:FLY ME TO THE MOON
日本公開:7月19日(金)より全国の映画館で公開
US公開:2024年7月12日
監督:グレッグ・バーランティ(『フリー・ガイ』製作)
出演:スカーレット・ヨハンソン、チャニング・テイタム、ウディ・ハレルソン