2月25日(日)に閉園した、アニメ『ラブライブ!サンシャイン!!』の聖地としても愛される、静岡県沼津市淡島の水族館「あわしまマリンパーク」。同館は7月12日(金)に再オープンすることが決まった。

新社長の今村クニト氏を中心とする新体制で臨むのは、総合メディア組織 DAAAMO(Media-Xから社名変更手続き中)だ。同社は、日本のアニメ文化を守り、世界的に盛り上げる「アニメLOVEプロジェクト」を発足し、今後は大手アニメプロダクションやテレビメディアなどと協力し、海外展開も視野に入れながら「あわしまマリンパーク」の再建を目指す。

再オープンまでの道のり

「あわしまマリンパーク」は施設の老朽化や、生き物のえさ代の高騰、裁判の問題などの理由から、地元の人々や水族館ファン、世界中の『ラブライブ!サンシャイン!!』ファンなどに惜しまれながら2月に閉園した。

4月12日(金)、「あわしまマリンパーク」を運営するオーナー会社だったワンダーストリーム(旧オーロラ)が保有していた全株式を、DAAAMOメンバーでもある放送作家の今村氏に譲渡する契約を締結。今村氏が新しく代表取締役に就任し、新体制で再建に向けて準備を進めてきた。


DAAAMOが全面バックアップする新体制では、係争中の裁判への対応や事業再建計画の作成、新システムの構築、マーケティング、資金の調達などをバックアップ。「あわしまマリンパーク」の復活に向け準備を進める中、6月9日(日)に行われた内覧会にて再オープンを発表した。

企業とのコラボやイベントを企画

DAAAMOには、全国のテレビ関係者が所属しているため、情報番組や経済番組、ドキュメント番組、バラエティー番組など、テレビをはじめさまざまなメディアの露出が可能であり、「あわしまマリンパーク」は既に複数のテレビ番組への露出を予定している。

また、企画のプロフェッショナルであるメディアマンが、「あわしまマリンパーク」やその周辺地域のポテンシャルをあらゆる視点から引き出すとし、持続的に話題になるような企画・イベントを準備中だ。淡島にゆかりのある芸能人や著名人に出演をオファーし、既に多くの人の賛同を得ており、さまざまな形での協力体制を用意している。

インバウンド需要も見込んでおり、中東・アフリカ・東南アジア・インドなど、海外とのネットワークを生かして、淡島やその周辺に外国人観光客を誘致する施策を進めている。ほかにも現在、多くの企業が「あわしまマリンパーク」への応援を申し出ており、こうした企業とのコラボ企画や協業なども今後展開予定だ。