「文身」の読み方、正解は……
正解は……
「いれずみ」
です。
「入れ墨」「刺青」とも書きます。
日本では、縄文時代の人々は顔面に入れ墨を入れていたと言われています。
しかし、7世紀ごろから肉体的な美しさより着ている服や香りに美しさを見出すようになっていきました。
この頃から、入れ墨の文化は衰退していったと言われています。
再び入れ墨が流行り出したのは、江戸時代になってからのことです。
鳶や飛脚の間で、入れ墨を入れるようになりました。
鳶や飛脚は着物を着ていると動きを制限されるため、ふんどし一丁で仕事をする人が多く、肌を露出している人が多かったのです。
肌を隠すために、入れ墨をするようになりました。
現在のファッション感覚と通じるものがありますね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
最後はこの漢字!「韓紅」
「韓紅」の読み方をご存じですか?
「韓」は韓国のように国名でよく見かけます。「紅」は「口紅」などで使われる漢字です。
これを合わせると、いったい何と読むのでしょうか?
「韓紅」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「○○くれない」の4文字
- 訓読みです
- 色の名前です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「韓紅」の読み方、正解は・・・
正解は
「からくれない」
です!
ヒントで出したように色の名前なので、「韓紅」のカラーコードもあります。
韓紅色
「紅」は「鮮やかな赤色」という意味ですが、元々「呉藍(くれあい)」という呉の国から伝わった染料という意味もあります。
「韓」は「唐」とも書き、大陸から伝わった高貴な色、ということをあらわしています。現在の「韓国」のことではないので注意してください。
「韓紅」と「禁色」
平安時代、舶来品の「韓紅」は貴重なものでした。色を抽出するための紅花は黄金にも匹敵すると言われていましたが、それだけに憧れの色として身分にかかわらず身に着ける人が増えたため、一定の地位の人以外は使用を禁じる「禁色(きんじき)」になったこともありました。
韓紅色はなんと江戸時代まで度々禁止令が出るほどだったそうで、根強い人気が感じられますね。
今では気軽に使える色になっていますが、韓紅色を見かけたら、読み方と一緒に歴史も思い出してみてくださいね。
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