◆「これはこうあるべき」という映画の常識を無視
鑑賞後、「いったい、わたしは何を観たんだ……?」という感覚に襲われる映画ですが、それすら監督は狙っていそうなほど潔いくだらなさで溢れていました。(いい意味です)
その面白さもありつつ、「これはこうあるべき」という映画の常識を無視している感じも新鮮でした。
例えば、思わぬ方向に関係性が発展するというラスト。普通の映画ではありえないというか……。ここにも「ええやん、別に!」といった潔さを感じます。
途中途中に織り交ぜられる、幻覚(?)のような映像にも意味がなさそうでザワザワさせられたし、あのマイリー・サイラスとマット・デイモンがよくわからない登場で嘘みたいに消えていくのも強烈でした。
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