アジサイと花しょうぶの花摘みが鑑賞できる薬師池公園や、参道に並ぶアジサイが趣ある妙法寺など、あまり混み合わずに静かに鑑賞できる、東京都内にある穴場のあじさい名所をご紹介します。
1.薬師池公園
町田市にある「薬師池」を中心とした公園。42品種、約1,000株のアジサイが植えられており、6月中旬〜下旬にかけて見ごろを迎えます。また薬師池からは徒歩10分ほど、薬師池公園の南園として位置付けられている「えびね苑」にも17品種、約5,000株のアジサイが植えられており、開花時期のみ無料で見学が可能です。
そのほか園内には175品種、約2,200株の花しょうぶも植えられており、開花に合わせてしょうぶ・あじさいまつりを開催。“早乙女姿”と呼ばれる田植え用の装いに身を包んだ“花摘み娘”による、花ショウブを手入れする様子は公園の風物詩です。
花ショウブの見頃はアジサイよりも早く、5月下旬〜6月下旬にかけてですが、花が無くなると花摘みも行われないので、見学したい方は花ショウブの開花状況も確認しつつ、訪れる時期を決めてくださいね。
例年のあじさい見頃と基本情報
- あじさい見頃:6月中旬〜下旬
- えびね苑の開園期間:2024年は6月10日〜6月24日
- 営業時間:薬師池公園 6:00〜19:00、えびね苑 9:30〜16:00
- 料金:無料
2.堀之内妙法寺
東京メトロ丸ノ内線の東高円寺駅から徒歩15分の距離にある、厄除けで有名な日蓮宗のお寺。本堂の奥に建つ日朝堂の裏手にある、「報恩」の扁額が掲げられた裏門をくぐった先に、参道に沿う形であじさいが植えられています。さらに参道を進むと、花菖蒲とあじさいの花々が並ぶ群生地も。
花菖蒲の見頃は例年6月上旬〜中旬頃、あじさいの見頃は例年6月中旬〜下旬頃。ぜひ花菖蒲とあじさいの両方が見ごろを迎えるタイミングを狙って訪れてくださいね。
例年のあじさい見頃と基本情報
- あじさい見頃:6月中旬〜下旬
- 参拝時間:冬時間(9月23日~3月19日)6:00~16:30、夏時間(3月20日~9月22日)5:30~17:00
- 定休日:無休
- 拝観料:無料
3.飛鳥の小径
「飛鳥の小径」とは、桜の名所として有名な「飛鳥山公園」の山裾と線路の間の道のこと。初夏には、その飛鳥の小径のうちの約350mにわたって、1,300株あまりの紫陽花が花を咲かせます。
道沿いに設置されている飛鳥の小径のあじさいの案内版を見ると、その種類は50種以上にも及ぶよう。品種による違いを観察しながら、鑑賞を楽しんでください。
例年のあじさい見頃と基本情報
- あじさい見頃:6月上旬〜中旬
- 営業時間:24時間自由
- 料金:無料