カモ井加工紙が、マスキングテープの“ヘタ”を活用したインスタレーションを通して、サスティナブルな未来を感じることができる、入場無料のイベント「mt ex at KANAZ FOREST of CREATION ART MUSEUM」を、福井県「金津創作の森美術館」にて、6月14日(金)~27日(木)の期間開催する。

カラフルな文具用マスキングテープ「mt」


2008年、「色彩豊かなマスキングテープを作ってほしい」という声から生まれた、カラフルな文具・雑貨向けマスキングテープ「mt」。誕生から16年となる現在、文具の領域を超え、アートや教育、介護の現場でも活躍の幅を広げるアイテムとなっている。



「mt」の新たな可能性を探り、その思考と実践をより深めていく場所として、東京と大阪にて、mtの直営店「mt lab.」も営業中。カタログ商品はもちろん、店舗限定商品の販売や企画展示などを行っている。

高さ約4mの“ヘタ山”は必見


6月14日(金)から開催されるのは、マスキングテープの販売のみならず、インスタレーションを通してその場所とマスキングテープが融合した空間を体感できる「mt ex at KANAZ FOREST of CREATION ART MUSEUM」。2024年度2会場目として、福井県あわら市の自然豊かな土地の中で、人と自然、アートが交差する「金津創作の森美術館」が選ばれた。


今回は、マスキングテープの製造過程で生まれる端(ヘタ)の部分を使ったインスタレーションが印象的な装飾が、訪れる人々をお出迎え。5万3千個を超えるヘタを使った、高さ約4mの“ヘタ山”は必見だ。

サスティナブルな取り組み「next 100 project」


またカモ井加工紙は、創業100周年を迎え、未来に向けた取り組みとしてこれまで廃棄していた廃材を活用する取り組み「next 100 project」を実施中。


テープの製造過程で生まれる“ヘタ”部分は、これまで廃棄されていたが、まだ使える資材を蘇らせるため、「heta box」として販売を開始し、幼稚園の工作資材などとして活用されている。


他にも、「next 100 project」商品として、廃棄原紙から生まれた「和紙ラッピング」や、


緩衝材の「ワシャワシャ」も販売。今回の会場でも、インスタレーションに廃棄資材を使用し、環境保全に対する課題を目で見て体感してもらうとともに、100年企業としてこれからの未来に向けたサスティナブルな取り組みを発信するという。

会場では、廃材を加工し、新しい商品として生まれ変わったアイテムが多数販売される予定だ。