富士山麓の山梨県側に点在する富士五湖。透明度が一番高いきれいな湖や、逆さ富士が一番きれいに見える湖など、富士五湖のどこに行くかお悩みの方に、五湖それぞれの“一番”の魅力を紹介します。
富士五湖とは?
富士五湖は山梨県に位置する「河口湖」「山中湖」「本栖湖」「精進湖」「西湖」の5つの湖の総称です。富士山の山麓に点在していることからすべての湖の湖面越しに富士山を眺められるのが特徴で、それぞれに見どころがあります。
水が一番きれいなのは「本栖湖」
富士五湖の中でもっとも水深が深く、透明度も高い本栖湖。国内の湖の中でも指折りの透明度で、淡水のスキューバダイビングも楽しめます。
また表面に野口英世が印刷された千円札の裏側に描かれている富士山の風景は、この本栖湖湖畔から撮られた写真が元になっていることでも知られています。千円札の富士山と同じアングルで見るなら「中ノ倉展望台」へ。登山道を30分ほど登ることになりますが、高台から見下ろすような格好で富士山を展望できます。
また近年人気のフォトスポットが、本栖湖畔に設置された線路。透明度抜群の湖に向かって伸びる線路の風景は、どこか神秘的です。
千円札を片手に裏面に絵かがれている場所を探して。やっと見つけましたがちょっと雲がかかってしまいました。
逆さ富士が一番きれいに見られるのは「精進湖」
湖面に富士山が映り込む“逆さ富士”は、晴天の日や風がない日など、気象条件さえ揃えば富士五湖のすべての湖で見られます。なかでも五湖の中で最も面積の狭い精進湖は、小さいため波が立ちにくく、逆さ富士をきれいに見られるチャンスが多いスポット。
また湖畔の他手合浜(たてごはま)から眺めると富士山とその手前にある大室山が重なって見え、富士山が子どもを抱いているように見えることから、ここから眺める富士山は「子抱き富士」とも呼ばれています。
観光客が一番多いのは「河口湖」
河口湖は湖の面積としては五湖の中で二番目ですが、富士山ロープウェイや河口湖音楽と森の美術館、大石公園など観光名所が周辺に集まっており、最も多くの観光客が訪れます。
富士急行「河口湖駅」から周辺の観光地をめぐる「河口湖周遊バス」が運行されており、車がなくても観光を楽しめるのも特徴です。
富士山の迫力には圧倒!間近で見れる街なんて素敵だなと思いました😊