◆浮気はきっかけに過ぎなかった

夜中、ゆみが確かに聞いたと思った鈴の音。翌朝、夫にたずねてもとぼけるばかり。夫の目の前でクローゼットをあけても、特に変化はなく、いつものクローゼットです。

ゆみが夫を問い詰めるも「気のせいだろう」と夫はスルー。当然、ゆみも気のせいだと思いたい、でも、部屋の空気の異様さに、ゆみの疑念はますます深まるのです。

悶々(もんもん)とした日々は、意外な形で終焉を迎えました。夫の正体は、実は…。