パンダが食べる竹5,000本で巨大アートを作る「パンダバンブーアートプロジェクト2024」が、10月完成に向けて始動!同プロジェクトに一緒にチャレンジする、ボランティア「ぱんだず」の募集がスタートした。

「パンダバンブーアートプロジェクト」について

和歌山県白浜町にある「アドベンチャーワールド」は、ジャイアントパンダが食べない竹の幹の部分や食べ残した竹のアップサイクルを推進する活動「パンダバンブープロジェクト」に2019年から取り組んできた。このプロジェクトを通じて生まれた「いのちを知る・いのちがつながるきっかけを共有したい」「生きる喜びを分かち合いたい」「挑戦する社会の在り方を考えていきたい」という思いから、「パンダバンブーアートプロジェクト」がスタートしたという。


昨年のプレアートでは、世界的芸術家のワン・ウェンチー(王文志)氏を招聘し、アドベンチャーワールド内に300本の竹を使用したアート作品を制作。現在も設置されている。

竹5,000本を使った高さ約10mのアートを制作

ワン・ウェンチー氏

プロジェクト第2弾となる今回は、「パンダバンブープロジェクト」に共感し取り組んでいるパートナー企業・団体・教育機関と、「竹あかり」の演出制作・プロデュース会社「CHIKAKEN(ちかけん)」がプロジェクト実行委員会を立ち上げ、今年もワン・ウェンチー氏を招聘し、竹5,000本を使った高さ約10mの巨大アートの制作にチャレンジする。制作予定の作品コンセプトは、「Glimmering Hill(きらめく丘)」だ。

ワン・ウェンチー氏×CHIKAKEN


「Glimmering Hill」の竹で編まれた大小の構造物の組み合わせは、和歌山県の連なる山々から想起されるように、大小二つの「丘」の「つながり」をイメージ。それは、アドベンチャーワールドと和歌山県という二つの場と文化のつながりであり、人間と自然を遊歩道がつないでいるさまでもある。

CHIKAKEN

「竹あかり」を制作する「CHIKAKEN」とは、自然や山への感謝や尊敬の念を伝え、人々の自然への感動を表現するためにコラボレーションすることになった。観客はこの「きらめく丘」作品の中を歩き回り、昼は光と影の変化する空間で自然への畏敬の念と精神性を体感し、夜は竹あかりの生み出す幻想的空間の中で星空と光と反射を体感できる。

昼と夜、異なる雰囲気の中で、新たな希望と湧き上がる感動、そして生命を育む無限の可能性を感じてみよう。