愛知県尾張地方を中心に冠婚葬祭サービスを展開する平安閣は、5月、愛知県一宮市に「ペット葬のへいあん」をオープンし、ペット葬儀やその関連のサービスの提供を開始している。

「ペット葬のへいあん」オープンの背景

70年以上の長きにわたり冠婚葬祭業に携わってきた平安閣には、大切なペットの葬儀をお願いできないか、という声が届くことも増えてきていたそう。

また、2020年の世界的なパンデミックの影響でペットを飼う世帯も増加傾向にあり、それに伴い、ペットとのお別れという悲しい機会も増えてきている。

その一方で、大切なペットとのお別れをきちんと執り行うサービスは少なく、飼い主がペットロスに陥ってしまうケースも多々発生している状況がある。

そこで平安閣では、長年大切な人とのお別れに寄り添い、家族の人々とともに旅立ちの手伝いをしてきた自分たちだからこそできる、大切なペットとのお別れの方法があるのではと考えた。

ペットが亡くなった時には、インターネットなどで検索して火葬場で火葬してもらうのが一般的で、人間の葬儀の時のように、出棺や火葬前のお別れ、収骨などはできないことが多い。

ほんの少し前まであたたかったその体を火葬場に預けて終わってしまうため、こころにぽっかりと大きな穴があいてしまうような大きな喪失感がペットロスの理由のひとつでもあり、平安閣は、この喪失感はきちんとお別れができていないことが大きな要因ではないかと考えた。

そして、人と同じクオリティでお別れ式を執り行うことで、ペットとのお別れと向き合うことができるのではという考えのもと、「ペット葬のへいあん」が生まれた。


平安閣では、お別れ式、火葬、収骨、納骨(返骨)というお弔いをして天国へと送りだし、ペットの死を受け入れるとともに、飼い主の心の中で生き続けることで、ペットも飼い主もすこやかでいられるようになるのではという思いで「ペット葬のへいあん」を立ち上げた。

「ペット葬のへいあん」の特徴


「ペット葬のへいあん」では、亡くなったペットを段ボール箱ではなくクーハンに入れ、目の前にお焼香の準備をし、お別れ式、火葬、収骨、納骨(返骨)という、人の葬儀と同様のお弔いをして天国へと送りだしをする。


事前相談は、自宅とサロンのどちらでも可能。火葬も、サロンでの火葬と出張火葬のどちらにも対応しており、24時間365日、休日や夜間も安心のサポートを提供する。

また、人間と同じように湯灌をすることで、少しでも家族の悲しみが癒えるようにとの思いから、冠婚葬祭の幅広い経験を活かし、ペット湯灌も行っている。

長きにわたり冠婚葬祭事業を展開してきた平安閣グループは、現在、年間約2万件の葬儀を手がけている。その経験と実績が、「ペット葬のへいあん」を利用する人々の信頼と安心に繋がるだろう。