お手軽な朝食、そしてブランチとしても親しみのあるフレンチトースト。フランスでは「パンペルデュ(pain perdu=失われたパン)」という名で、もともとは固くなったバゲットをおいしく食べるために広まった料理です。いざおうちで作ってみると、意外と味のバリエーションはマンネリしがち。そこで今回ご紹介するのは、いつものフレンチトーストとはひと味違う、ちょっと大人のフレンチトースト!ビールやワインなど、お酒とも合うレシピをお届けします。
レモン風味のフレンチトースト フルーツのマリネ添え
【材料】(2~3人分)
- バゲット(厚さ2cm輪切り):6~8枚
- [A]アパレイユ
- 卵:2個
- 塩:少々
- グラニュー糖:大さじ3
- 牛乳:100ml
- バター:20g
- レモンの皮すりおろし:適量
- 粉糖:適量
- –
- イチジク、洋梨、種無しブドウなど:適量
- [B]マリネ
- ホワイトバルサミコ:大さじ1
- グラニュー糖:小さじ1
- こしょう:適量
- オリーブオイル:大さじ1/2
- ミント:適量
【作り方】
1.ボウルに[A]を混ぜ、アパレイユを作ります。卵にグラニュー糖が溶けてから牛乳を加えましょう。
2.[1]をバットに流し込みます。パンを入れ、30分浸け(途中で裏返す)染み込ませます。
バゲットは少し乾燥していた方が、アパレイユが染み込みやすいです
3.ボウルに [B]を入れ、食べやすい大きさに切ったフルーツと和えます。
4.フライパンにバターを溶かし、[1]を並べ弱火で両面をじっくり焼きます。
5.[3]が焼けたら、器に盛り、粉糖とレモンの皮をすりおろしを散らします。
6.[2]を添え、ミントを飾ってできあがり。
一見スイーツのようですが、レモンの皮の清涼感とフルーツマリネの酸味が甘すぎない大人のフレンチトースト!旬のフルーツを取り入れて、季節ごとにも楽しめます。白ワインはもちろん、芳醇な風味のコニャックと合わせてもおいしいですよ。
ふわとろ!ハムとチーズのフレンチトースト
【材料】(1人分)
- 食パン(6枚切り):2枚
- ロースハム:1枚
- チェダーチーズ(スライスタイプ):1枚
- [A]アパレイユ
- 卵:2個
- 塩:小さじ1/2
- グラニュー糖:大さじ1~2
- 牛乳:100ml
- –
- バター:20g
- こしょう:適量
- メープルシロップ:適量
【作り方】
1.パンの耳を切り落とし、パンの上にハムとチーズをのせ、もう1枚のパンをのせサンドする。
2.ボウルに[A]を混ぜ、バットに流し込み、[1]のパンを入れ30分浸け(途中で裏返す)染み込ませる。
3.フライパンにバターを溶かして[1]を並べ、弱火で両面焼き、きつね色になったら取り出します。
4.半分に切って器にのせ、お好みでメープルシロップとこしょうをふってできあがり。
ハムとチーズを挟んだふわとろフレンチトースト。食パンでフレンチトーストは、バゲットとまた違って“ふわっ”とした口溶けが絶品です!ライ麦、くるみ、レーズンなどの変わり種食パンを使ってもOK。
そのままはもちろん、お好みでメープルシロップをかけてどうぞ。とろけたチェダーチーズとハムの塩味とシロップの甘さのコラボレーション。甘じょっぱさも感じる、大満足なボリューム満点のフレンチトーストです。芳ばしさとほろ苦さが魅力の黒ビールと一緒にいただきました。
マッシュルームのタルティーヌ風 フレンチトースト
【材料】(2~3人分)
- バタール(厚さ2cm輪切り):6枚
- [A]アパレイユ
- 卵:2個
- 塩:小さじ1/2
- グラニュー糖:大さじ1~2
- 牛乳:100ml
- –
- マッシュルーム(薄切り):6個
- 玉ねぎ(スライス):1/3個
- グリエール(エメンタール):50g
- サラミ12枚
- イタリアンパセリ(刻む):適量
- –
- [B]
- 塩:小さじ1/3
- レモン汁:大さじ1/2
- オリーブオイル:大さじ1/2
- バター:20g
- こしょう:適量
- パプリカパウダー:適量
【作り方】
1.ボウルに[A]を混ぜ、バットに流し込み、パンを並べ、30分浸け(途中で裏返す)染み込ませます。
2.ボウルにマッシュルーム、玉ねぎ、[B]を入れて和えます。
3.フライパンにバターを溶かして[1]を並べ、弱火で両面をじっくり焼き、きつね色になったら取り出します。
4.[3]のパンにおろしたグリエールチーズ、[2]をのせ、180℃のトースターで5~7分焼きます。
5.チーズが溶けたら取り出し、サラミをのせ、イタリアンパセリ、こしょう、パプリカパウダーをふってできあがり。
こんがり香ばしいチーズに、マッシュルームやサラミなど具材もたっぷり!ほんのり甘いパンと塩気のトッピングがアペロにちょうどいいフレンチトーストです。シュワっとした泡のお酒と合わせて、会話もはずむ一品。
お酒にも合う、ちょっと大人なフレンチトーストをご紹介しましたが、レシピを教えてくれた料理家の口尾さんによると、フレンチトースはまだまだいろんなレシピの可能性があるのだとか!また違ったテイストのフレンチトーストも今後ご紹介していきたいと思いますので、お楽しみに。
いつものフレンチトーストにちょっと変化を持たせて、楽しいひと時をお過ごしください。
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