◆淡々と復讐を遂行していくのに必要なこと
情にほだされてはいけない。ドラマ『夫婦が壊れるとき』を観ながら改めてそう思う。復讐するならとことんまで冷徹にならないと遂行はできないのだ。
第8話の今回、夫だけを自分の人生から排除すると決めた陽子(稲森いずみ)は、夫・昂太(吉沢悠)と理央(優希美青)の関係を知っていた周囲の人物を利用して目的を果たそうとし始める。
まずは夫の親友で、夫の会社の経理を見ている会計士の基樹(内田朝陽)の自分への好意を利用、彼と寝て、それを妻にバラすと脅す。それが嫌なら、夫の会社の収支内訳と個人口座のすべての情報を渡せと迫る。
「女が浮気できないわけじゃないのよ」
冷たく言い放つ稲森いずみのクールな表情がかっこいい。