「自分の好きなことに使いたい」「いざというときに生活費の足しにしたい」と、へそくりを貯める目的は人それぞれです。いずれにしても重要なのは「パートナーにバレない」こと。
今回は、バレずにへそくりを上手に貯める方法を考えてみました。筆者のまわりの実践者で10人中7人が「確実にじっくり増やせた」と回答したので、ぜひ参考にしてください。
方法1:家計から一定額を「先取り貯金」する
家計のやりくりを任されている場合は、毎月一定額を先取り貯金しましょう。毎月5,000円を貯金すれば1年間で6万円になります。
先取り貯金をさらに効率的にするためには、ネット銀行の自動振り込みサービスを使うのもおすすめです。一度設定すれば自動的に振り込んでくれるので、楽に貯められます。
方法2:クレカのポイントや小銭は電子マネーにチャージする
「塵も積もれば山となる」はへそくりにも当てはまります。クレジットカードのポイントや小銭も、手元にあるものを全部まとめたらそれなりの金額になるかもしれません。
そこでおすすめしたいのが「電子マネーにチャージしてへそくりを貯める方法」です。クレジットカードのポイントや小銭が貯まったら、片っ端から電子マネーにチャージしていきましょう。
そのまま貯めていても良いですが、電子マネーには有効期限があるものも多いため、どちらかといえば「自分の楽しみのためのお買い物」に使うと良さそうですね。
方法3:ある程度貯まったら運用するのもあり
1で紹介した「先取り貯金」を試し、ある程度貯まってきたなら運用してみましょう。
残念ながら、銀行に預けているままではなかなかお金は増えません。しかし、毎月5,000円ずつ積立投資をした場合、年利3%で運用できれば、10年で69万8,707円になります。元本60万円に対し、10万円近く増える結果です。
タンス預金は基本NGと考えて
最後に、へそくりを貯めたい人がやってはいけないことについてお伝えします。
基本的に、タンス預金でへそくりにチャレンジするのはおすすめできません。増える余地がないうえに、パートナーに知られる可能性もあるためです。
短期的に使いたい分は電子マネーにチャージし、長期的に保有したい分は銀行口座に入金ののちに運用するのをおすすめします。
文・荒井美亜(金融ライター/ファイナンシャル・プランナー)
立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融マネー系ライターとして活動中。日本FP協会の消費者向けイベントにも講師として登壇経験あり。