イバン・プリエト・ゴンザレス選手
侍ジャパンの「WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)」優勝に日本中が湧く中、キューバの捕手が亡命したと報じられている。
19日(日)、米フロリダ州マイアミのロンデポ・パークで行われた準決勝にて、1次リーグを1位で通過したキューバは、1次リーグ2位通過のアメリカに14-2で敗退。その翌日、キューバ選手団は、ひとりの選手をのぞいてハバナ(キューバの首都)に帰国したという。
CNNによると、メジャーリーグの関係者は、USA Todayに対し、イバン・プリエト・ゴンザレス捕手(26)が亡命したことを確認したという。
CNNは現在、MLBに対しコメントを求めている。
ハバナにいるCNNのパトリック・オップマンによると、キューバの大統領は、キューバ選手団の帰国後、選手たちと対面し、彼らの健闘を祝ったというが、亡命については何も語らなかったという。
なお、現地時間3月21日、米フロリダ州マイアミのロンデポ・パークでは、WBCの決勝戦が行われ、前日の準決勝で、メキシコに6-5で勝利をおさめた日本は、野球の発祥国であるアメリカと対戦。村上宗隆や岡本和真のホームランなどにより、3-1と優勢を保っていた侍ジャパンは、8回表にソロホームランを打たれるも、最後(9回表)は、太谷が投手として登板。得意のスライダーで4番のマイク・トラウトから最後のひとふりをうばい、見事3-2でアメリカに勝利。3大会ぶり、14年ぶりの世界一を奪還した。