◆「01 ベージュ系」を気になる肝斑、シミ、ニキビ跡に試してみたら

 そのため筆者が選んだのは、中間色の「01 ベージュ系」。正直なところもう少し明るくてもいいと感じましたが、この3色展開ではベストな選択で、このカラーが合う方が多いと感じています。

 実際に頬のある肝斑やシミ、ニキビ跡に塗ってみました。塗り方はカバーしたい部分に広めに直接塗り、コンシーラーブラシでトントンと叩き込むようになじませる方法にしました。

 トントンと叩き込むときに肝心のカバーしたい肝斑やシミ、ニキビ跡の部分が擦れて落ちることがないように、主にその周辺部分を叩き込んでなじませました。

セザンヌクレヨンコンシーラー
 すると、少し目立たなくなるように感じられました。下の画像は、使用前後の画像を比較したものですが、どちらも化粧下地とファンデーションを塗った後の状態です。

セザンヌクレヨンコンシーラー
 画像をご覧いただくとわかりやすいと思いますが、ピンポイントで塗るニキビ跡は少し濃い状態でもカモフラージュできているように感じられます。しかし、筆者の肝斑やシミは薄くもやっとしている状態なので、少し薄くできている印象ではあるものの、ニキビ跡をカバーしたほどのカバー力を発揮していない印象です。

 あくまでも小さな濃いシミやニキビ跡をピンポイントでカバーすることに長けているという印象を受けました。広範囲の薄いシミや肝斑にはクリームなど練り状のものがやはり適していると感じられました。

 また、3色展開なので自分の肌色に合うものを選ぶやすいとはいえ、筆者のようにぴったりのカラーが見つからない場合、ブレンドすることもできないので、カバー力がやや落ちてしまいます。薄い広範囲のシミや肝斑には、色のブレンドもしやすいクリームやリキッドなどがおすすめです。

 コンシーラーは、いくつか所持してカバーしたい肌悩みに合わせて使い分けるのがベストです。小さな濃いシミやニキビ跡などをカバーには適した商品だと感じています。

<文・撮影/遠藤幸子>

【遠藤幸子】

美容ライター/エイジング美容研究家 スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持。Webを中心に美容に関するコラムを寄稿するほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インフォマーシャル、広告などにも出演。Instagram:@sachiko_en