岩手グルメの朝食はびっくりするほど種類豊富

朝食バイキングでは岩手県内の伝統料理やローカルグルメを網羅。信じられないほど多くのメニューをそろえます。岩手の地元料理を満喫したい方にはイチ押しです。そのうえコスパがよくて宿泊者・外来ともに、大人¥1,980、子供¥990。ここでは2024年5月31日までの「いわて春の味覚フェア」で提供されるメニューも一部紹介しています。

▲スカイバンケット「オーロラ」

朝食バイキングの会場はホテル最上階の14階にあるスカイバンケット「オーロラ」です。

▲窓際の席からは岩手山の眺望を楽しめます

「豆腐田楽」は固めの豆腐にニンニク味噌をつけて、炭火であぶる岩手県北部三陸沿岸に伝わる郷土料理。朝食では、冬の終わりから春先が旬のふき味噌を使い、濃厚な味噌とちょっと苦味のある蕗(ふき)の風味が岩手の春を伝えます。

▲春が旬の蕗(ふき)を使った「ふき味噌の豆腐田楽」

海岸線が入り組んだ三陸の海で育った県産昆布で出汁を取る「筍と桜海老の茶碗蒸し」は、優しい出汁の味に感動。「特選 彩りぺっこどん」は、三陸産のメカブや海鮮などが “ぺっこ(ちょっと)” ずつガラスの小瓶に入り、ご飯にかけていただくミニ海鮮丼です。

▲「筍と桜海老の茶碗蒸し」と「特選 彩りぺっこどん」

岩手県の銘柄鶏 “菜彩鶏(さいさいどり)” は、植物由来の飼料を与えることで、クセのないさっぱりとした味。香ばしさをまとわせたカツレツでいただきます。

▲岩手のブランド鶏「菜彩鶏のカツレツ」

「牡蠣と八幡平マッシュルームの香草グラタン」は、とても濃厚な成分無調整の地元乳業「くずまき高原牛乳」を使ったクリームソースに、牡蠣の旨味と国内トップシェフやバイヤーが選ぶ “料理王国100選” で生鮮食品部門の優秀賞を獲得したばかりの八幡平マッシュルームが使われる贅沢な味。

▲「牡蠣と八幡平マッシュルームの香草グラタン」や、「肉じゃが」や「あま酢あんの肉団子」など、温かい料理が並びます

“盛岡三大麺” を一度に食べられるのもバイキングならでは。わんこそば、冷麺、じゃじゃ麺は注文ごとに提供。本場盛岡で食べられる夢の競演です。

▲盛岡三大麺を味くらべ

金銀をそろえた岩手県のブランド米「金色の風」と「銀河のしずく」は南部鉄器の釜で提供されます。明太子やイカの塩辛、平泉で最期を遂げた武蔵坊弁慶にちなんだお漬物「弁慶のほろほろ漬け」など、ご飯のお供も用意。美味しいご飯の食べくらべを楽しんでみてください。

▲岩手の2大ブランド米、食べくらべと種類豊富なご飯のお供

「ひっつみ汁」は、水でこねた小麦粉をちぎって鍋に入れたことから、“手でちぎる” の方言 “ひっつまむ” が転じた岩手の郷土料理。ニンジンやゴボウ、キノコなど具沢山で、醤油出汁の家庭的な味わいです。七味唐辛子を軽く振っていただきました。

▲岩手県を代表する郷土料理「ひっつみ汁」

ご当地パンも注目です。訪日外国人がわざわざ買いに来るコッペパンのサンド「福田パン」は、あんバターとピーナッツバターの2種類を用意。地元で人気のスコーレのパンは、盛岡スコーレ高等学校の敷地内で作られる手作りパン。クロワッサンとバターロール、レーズンパンが並びます。スコーレのジャムもイチ押しです。

▲ご当地パンは「福田パン」と「スコーレのパン」

アートホテル盛岡では、県産食材を使った日替わりのパスタやベーコンのソテー、一関周辺の餅文化に触れられる生姜餅、市町村で独自に発展した数種類の味噌など “ローカルな味” を楽しめます。

▲岩手県の美味しいものがそろう朝食

旧水沢市出身の大谷翔平選手が「世界一美味しい」と絶賛した「岩泉ヨーグルト」こそ試しておきたい味。岩泉町のご当地ヨーグルトで、地元の牛乳を使い、ドロッとした粘り気は驚くほど強く食感はクリーミー。無糖と加糖の2種類が用意され、無糖に蜂蜜をかけていただきました。

▲「岩泉ヨーグルト」

食後のおすすめ。伝統工芸品の「南部鉄器」で淹れるコーヒーは、まろやかになるのだとか。コロンビアとエチオピアをブレンドしたカフェインレスは、とても飲みやすかったです。

▲ぜひ試しておきたい「南部鉄器珈琲」

他では経験したことがないほど、地域の食材や伝統料理、ローカルフードに力を入れる【アートホテル盛岡】。これだけメニューをそろえるシティホテルは珍しく、味も多彩。14階の朝食会場から見る岩手山も絶景です。朝食の時間は6時30分から9時30分までなので、時間をかけて様々な味をぜひ味わってみてくださいね。<text&photo:湯川カオル子 予約・問:アートホテル盛岡 https://art-morioka.com/>

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