2021年に東京都世田谷区で開校した、小・中学生向けのプログラミング教室「DOHSCHOOL」。
「DOHSCHOOL」は、VRを活用したロボットプログラミングや、Minecraft(マインクラフト)を通じて英語をどこからでも学べるオンライン上の家庭教師サービス「DOHSCHOOLオンライン」をスタートした。
興味のあることから探究してみる
プログラミング言語や英語など、新しい言葉を理解するには、何かを作ったり動かしたりしながら、イメージと言葉を結びつけていくのが効果的だ。さらに子どもたちにとって楽しい物事こそ、長く続けられる学びになるだろう。
1対1の家庭教師スタイルで提供する「DOHSCHOOLオンライン」では、子どもに合ったコース診断することから始まる。
「具体」と「抽象」の行き来する思考の訓練
このレッスンでは、子どもの特性を「感性」「悟性」「理性」で見ていく。
例えば低学年の段階では、音や光を体で感じる「感性」を育てることが大切だ。
遊びを通して自分の思い描くイメージや音、リズムやニュアンスを感じとっていく。
高学年の段階では、物事や感情を言葉と結びつけていく「悟性」を育てることが大切だ。論理的に筋道を考え、計画を立て、他者にものを伝える能力を育てていく。
ここに時間をかけることで、身体(ハードウェア)のスペックを高める。スペックの低いハードウェアに、知識(ソフトウェア)を詰め込もうとしても限界がある。誰かより早くできる能力ではなく、長く探求し、続ける能力を育てていく。
次第に物が目の前になくとも、考え、理解する「理性」を身につけいていく。「感性」「悟性」「理性」どこが高ければ良いということではなく、どの領域においても「具体」と「抽象」の行き来する思考が大切だ。
具体的な事物を、言葉や図や絵を通して抽象化し、表現や問題を解決。またはその逆で、抽象的な言葉や音などから具体的なイメージを創造する。レッスンでは、この思考の訓練を進めていく。
使用教材をチェック
「DOHSCHOOLオンライン」で使用する教材は、「VEXcode VR」。 ロボットをシュミレーションで動かし、自分が指示した「言語と動き」を照らし合わせていく。
与えられたミッションをクリアするために、どのようなアルゴリズムを考えるかが大切だ。
2つめの使用教材は、「Minecraft Education Edition」。Minecraftは、子どもたちの頭の中にある抽象的なイメージを、具体的な建築へと置き換えていく。
さらにその中からパターンを見つけ、プログラミングで大規模な建築物を制作する。「何を実現するための創造物なのか」、言葉にして他者へ伝えることが大切だ。