交通運賃やショッピングなどの支払いに便利なチャージ式ICカードは、海外旅行者にうれしいツーリスト限定のカードもあります。今回は、海外での特典が盛りだくさん、ぜひ入手したい使えるICカードを紹介します。

シドニー Opalカード

Opalカード(オパールカード)は発行手数料が不要で、平日の運賃支払い上限の15豪ドルを超えると、当日の乗車は無料です。一定回数を利用後の運賃は半額、オフピーク時運賃は30%割引、1時間以内の乗り換えに追加料金が無料、複数の交通機関利用に対して2ドル返金といった割引制度が充実しています。

さらに、コンビニエンスストアなどの提携店のほか、電話やオンラインでカードを購入・チャージができるのも便利。インターネットでカード情報を登録しておくと、紛失や盗難の際にカードのブロックができるほか、残金を別のカードに移行することもできるのです。

ロンドン Oysterカード

Oysterカード(オイスターカード)を持っていると、地下鉄などの運賃が11歳以下のお子さま(同伴乗車)は無料になり、市内の鉄道やバス、リバーボートなどの割引のほか、セントラル・ロンドン内の片道料金は半額になります。加えて、一定ゾーン内移動の料金が6.8ポンドになると、それ以後の当日乗車が無料になるプライスキャップ制(利用限度額)も取り入れています。

ビジターオイスターカードのオファーガイドをダウンロードして提示すれば、ロンドン市内の40以上のレストランやショップにて限定オファーや割引が可能になります。

香港 Octopus(八達通)カード

香港の街並みが描かれた「ソールド・ツーリスト・オクトパス」なら交通、食事、ショッピング、映画館やスケートリンク、テーマパークなどで幅広く使用でき、交通運賃は自動で割引されます。エアポートエクスプレスを利用する場合、エクスプレス料金込みの3日間乗り放題となる「エアポートエクスプレス・トラベルパス」も人気です。

ハワイ Holoカード(2019年導入予定)

オアフ島内を運行するTheBusやハンディ・バンで使用可能となるハワイ初のICカード、「Holoカード(ホロ・カード)」の2019年の導入が発表されました。TheBus事務所、市役所分所、セブン―イレブンなどの小売店で購入が可能になる予定です。2020年にはカポレイからアロハスタジアムまでのホノルル鉄道も開通予定で、カード1枚で乗り換えがスムーズになります。特典など、今後のニュースに注目が集まっています。

どのカードも、使いこなせれば旅行がワンランクアップするものばかりです。各国の観光局などで、ICカードの購入方法やツーリスト限定カードの情報を得られますし、出発前に日本で購入できるものもあります。ぜひ、お得なICカードを使いこなしてくださいね。

文・やましたそら(CAメディア ライター)

【こちらの記事もおすすめ】
オンナを上げる人気の体験型旅行6選 宿坊で写経、マルタで英語ほか
オトナ女子がグルメ旅で行きたい国3選
億万長者が世界中から集まる!ドバイの凄すぎる超高級ホテル
旅行積立はどこがおトク?メリット・デメリットから主要各社の比較まで
免税店でさらにお得に買い物する3つの裏ワザ