水文学における「涵養」

ちょっと複雑なタイトルになっていますが「水文学(すいもんがく)」という、地球上の水循環を研究する学問があり、「涵養」という言葉は重要な位置づけとなっています。

森林は雨水等を保持しゆっくりと地下にしみ込ませて雨の多い時は洪水を防ぎ、雨の少ない時は川が干からびるのを防止する機能を持っています。この水を地下に貯える働きを「涵養」と呼んでいます。日本には「水源かん養保安林」という法律で規定された森林があり、水源地を守るために指定されています。なお「かん養」とひらがなになっているのは「涵」の字が常用漢字表外字であるためです。

生活には欠かせない水の保全にも関係している「涵養」の読み方を是非覚えておいてくださいね。

難読漢字、3問目は「左見右見」!

「左見右見」の読み方をご存じですか?

漢字はどれもよく使うものですが、普通に「ひだりみみぎみ」「さけんうけん」という読み方ではありません。

いったい何と読むのでしょうか?

「左見右見」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○み○○み」の5文字
  2. 訓読みです
  3. 漢字単体の読み方ではありません

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「左見右見」の読み方、正解は・・・


正解は

「とみこうみ」

です!

意味は「あちらを見たり、こちらを見たりする」「左を見たり右を見たりして周囲に気を配る」「決断できず落ち着かないさま」などいくつかありますが、いずれも漢字の通り「左」を「見」たり「右」を「見」たりするという意味になっています。

しかし何故こんな読み方になったのでしょうか。

「左右」の読み方と関係あり!

「左右」は通常「さゆう」と読みますが、実は「とかく」という読み方もあります。この読み方の時は「兎角」と書くこともあります。

「と」も「かく」も副詞で、「と」は「そのように」「かく」は「このように」という意味になります。副詞に字を当てたのが「左右」であり「兎角」だったのです。

「左見右見」の場合、「かく」が転じて「こう」と発音するようになったそうですが、「兎見角見」の場合は「とみかくみ」と読むこともあるそうです。ちょっと紛らわしいですね。

不思議な読み方ですが、知っていたら自慢できる「左見右見」の読み方を是非覚えておいてくださいね。

 

さて、難読漢字3問、いかがでしたか?

全問正解できた方も、今回はあまり正解できなかった方も、また難読漢字にチャレンジしてみてくださいね。

【おすすめ記事】
【2024年最新】マッサージガンのおすすめランキングTOP10を徹底比較!