まちの研究所が運営する、東京都渋谷区の神南ネウボラ子育て支援センター「coしぶや」のアトリエにて、5月22日(水)~8月27日(火)の期間、こどもたちの“こえ”をあつめた特別企画展「このこえ展 2023-2024 このいちねんの声たち」が開催される。

こどもたちの作品を展覧会として発表

2021年8月に開館し、現在は毎月2500組を超える親子が利用している「coしぶや」。

※昨年の展示風景

「このこえ展 2023-2024 このいちねんの声たち」では、「coしぶや」のアトリエで2023年度に制作された、こどもたちの作品を展覧会として発表。2023年に第1回目が開催されており、第2回目となる今回の展覧会は、「coしぶや」に加え、渋谷区役所1階展示ホールおよび代々木上原の本屋「CITYLIGHT BOOK」でも展示が行われる。

アートを通して「声」に耳を澄ませよう

※昨年の展示風景

展覧会タイトルは、coしぶやが発行する季刊誌『coのこえ』に由来。『coのこえ』は 2022年夏に創刊され、来所したこどもたちの1コマや、渋谷のまちでつながる“ご近所さん”へのインタビューなど、いろいろな人たちの「声」を届けている。

※昨年の展示風景

「このこえ展」では、鑑賞者がアートを通してこどもたち、そして自分自身の「声」に耳を澄ませ、新たなつながりや対話のきっかけとなることを願っているという。

渋谷区子育てネウボラ1Fのエントランスでは、大階段に作品群を展示。天井から吊り下げる大型作品は、この春に開催された「JINNAN MARKET」出張アトリエにて制作されたものだ。「coしぶや」2Fの壁面からの視線を感じずにはいられない、「だれかいる!?」と言いたくなるシリーズとなっている。



「coしぶや」内のコミュニティカフェ「coの食卓」では、 乳児期から幼児期に象徴的な「線画」の作品を展示。


生まれてはじめてのお絵かきを体験する子も多い、「coしぶや」のアトリエならではの風景を展示にしている。


「coの食卓」では、おたのしみ企画も実施。展覧会にも登場するこどもたちの作品が、ステッカーになって、テイクアウト容器を彩る。バリエーションは全部で10種ほどで、数量限定だ。

「このこえ展」特別企画をチェック

さらに、渋谷区役所1階展示ホールと「CITYLIGHT BOOK」にて、「このこえ展」特別企画を開催。

渋谷区役所1階展示ホールでは、こどもたちの作品を「ドキュメンテーション」とともに展示。「ドキュメンテーション」とは、こどもたちの会話や活動の様子・内容などのプロセスを写真や文章など視覚的に記録し、収集した資料のことだ。また、渋谷区に関連する企業とのアップサイクルの取り組み「しぶやマテリアル」についても紹介している。

代々木上原にあるCafeBar併設の新刊書店「CITYLIGHT BOOK」では、会期中に、「coしぶや」が選ぶ「まちのあなたに届けたい本たち」を紹介する。