大原幼稚園は、6月15日(土)の10:00に、コミュニティ・カフェ「はらの木」をオープンする。

地域の人が交流できるカフェ

「コミュニティ・カフェ」とは地域の人たちが集まり、店内でコーヒーを飲んだり、食事をしたりしながら交流できる役割を果たすカフェのこと。


「はらの木」では、飲食だけではなく、アートやカルチャーなど、季節折々のイベント開催により、自然と地域のコミュニティが生まれるきっかけとなるような活動も行っていくという。

また、ギャラリーやレンタルスペースとして地域の人に活用してもらえる場所作りを準備している。

「はらの木」のコンセプト

「はらの木」を運営する大原幼稚園では、幼稚園を通してこどもたちと関わる中で、こどももおとなもすべての人が「ひとりのひと」として尊重され共生できる場所を作りたいと思い、「はらの木」のオープンを決定した。

大原幼稚園では、この場所でのつながりが、やがて地域に、未来に、豊かさを循環していくことを願っている。

こどもも、お母さんも、お父さんも。おじいちゃんも、おばあちゃんも。誰もが心地よく過ごせる居場所「はらの木」。

赤ちゃんとお散歩の途中に、幼稚園帰りのこどもとお友だちも一緒に、子育てを離れてわたしだけの時間に、たまには夫婦でゆっくりお茶を、ご近所さんとのおしゃべりに。

小さな芽が、枝葉を広げ、恵みを実らせ、地に落ち、循環していく「木」のように、地域に根付き、育ち続ける存在でありたい。

「はらの木」には、そんな想いが込められている。

地域の人々の意見を取り入れた場所作りを

大原幼稚園では、「こどもも、おとなも。地域と共に育ち合うコミュニティ・カフェ」として「はらの木」を地域の人々と一緒に作っていきたいと考えている。

現在、地域で子育て中の保護者にボランティアとして協力してもらいながら、カフェの運営やイベントの企画準備をしている。地域の人々の意見を取り入れ、誰もが過ごしやすく、長く愛される場所を作っていければと願っているという。

店名に込められた想い


店名の「はらの木」は、地域に根付き、愛される場所を作りたいという想いで名付けられた。地域の人々に親しみを持ってもらえるよう、小さなこどもでも読みやすい表記にしている。

ロゴマークのデザインをしたsummitのアートディレクター・グラフィックデザイナーである齋藤智仁氏は、「ロゴマークは1本の木をシンボリックに、こども達からお年寄りの方まで親しみを持っていただけるようにやさしいタッチで描きました。良く見ると木の中に『はらの木』の『は』の文字が隠れていたり、枝葉を支える幹は『手』のようにも見えます。『はらの木』が、地域の人々を優しくつなげて支えていく存在になることを願って、制作しました」と話している。