花びらや自然素材を用いて大きな絵を作り上げる市民参加型のアートイベント「サッポロフラワーカーペット2024」が、6月28日(金)~30日(日)に、北海道の札幌市北3条広場(アカプラ)をメイン会場として開催される。その制作のボランティアを、5月31日(金)まで受付中だ。

ベルギーで選出された日本のデザイン


ベルギーの首都ブリュッセルにある世界遺産の広場・グランプラスでは、2年に1度フラワーカーペットが開催されている。


第20回の「ブリュッセル・フラワーカーペット2016」では、日本・ベルギー友好150周年記念の一環として、「日本」をテーマに8月12日から4日間にわたり開催。その際、乃村工藝社 IVD アートディレクターで、札幌出身の鈴木不二絵氏による『花鳥風月』のデザインが選出された。


このデザインは、日本とベルギーに共通する「美しい自然」「美しい風景」を通じて、両国の150年に渡る深い友好的なつながりと、今後の良き未来を願い、描き下ろされたものだ。


鈴木氏は、日本人として初めてデザインを手掛けた「ブリュッセル・フラワーカーペット2016」のほか、「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」、「X park」(台湾)、「白い恋人パーク」リニューアルなどを担当。近年では「khb東日本放送」、箱根・ホテル「はつはな」などのブランディングに携わっている。

「つむぐ、みらいへ」をテーマにリデザイン

「サッポロフラワーカーペット」10回目のアニバーサリーイヤーとなる今年は、第23回「ブリュッセルフラワーカーペット2024」の開催年であることを祝い、2016年の『花鳥風月』の花絵を鈴木氏自身がリデザインすることが実現した。

「つむぐ、みらいへ」をテーマに、フラワーカーペットから生まれた人と人、国と国をつなぐ深い絆を胸に、札幌の地に花絵を飾る。

サイズは、札幌のメインカーペットにおける過去最大サイズの全長30m×幅7.5mで、札幌アイヌ協会が監修したアイヌ文様もデザインされている。また、イベントのキービジュアルも乃村工藝社 IVDが担当し、札幌の街中をフラワーカーペット一色にして、華やかに彩る。

制作ボランティアを募集中

フラワーカーペットは、6月27日(木)・28日(金)に制作し、28日(金)16:00頃~30日(日)16:30に展示する。


市民ボランティアや地域の就業者など延べ約500名とともに、フラワーカーペットを制作・展示をする予定で、今年もフラワーカーペットを一緒に制作する作り手を300名募集する。


制作ボランティアは、床上に貼られた下絵の上に、花びらや色砂を使用してデザインをつくりあげる作業を行う。


対象は4歳以上で、未就学児は保護者同伴、家族やグループでの参加も可能。

興味のある人は、5月9日(木)〜5月31日(金)18:00の期間に、サッポロフラワーカーペット公式ホームページか札幌市コールセンターから申込を。申込多数の場合は抽選で決定する。


また、フラワーカーペットの制作指導から撤収までの運営を担う制作リーダー(通称:サッポロフラワーズ)の養成講座も受講生を募集中だ。講座は、5月31日(金)、6月8日(土)・26日(水)・27日(木)に開講する。申込受付は5月24日(金)までなので、興味のある人はサッポロフラワーカーペットの公式サイトチェックしてみて。

■札幌市北3条広場「アカプラ」
住所:北海道札幌市中央区北2条西4丁目及び北3条西4丁目

サッポロフラワーカーペット公式サイト:https://www.sapporo-flowercarpet.com
乃村工藝社URL:https://www.nomurakougei.co.jp

提供:サッポロフラワーカーペット委員会

(山本えり)