三重県伊勢市にある“距離感ゼロ”のふれあい水族館「伊勢シーパラダイス」では、5月29日(水)の「世界カワウソの日(World Otter Day)」に合わせ、5月22日(水)~31日(金)の期間、カワウソの魅力発見スペシャルイベントを開催する。

「世界カワウソの日(World Otter Day)」について

「世界カワウソの日(World Otter Day)」は、野生下で絶滅の危機に瀕しているカワウソ類の現状や生態、飼育園館での取り組みを広く知ってもらうために、「International Otter Survival Fund/国際カワウソ保護(生存)基金」が制定した記念日。

毎年5月の最終水曜日と定められており、その日には、世界各地の施設でカワウソの保全に関する啓蒙活動やイベントが行われている。

カワウソについて楽しく学べるクイズラリー開催

伊勢シーパラダイスでは、この記念日にちなんで、来館者がカワウソについて楽しく学べるクイズラリー「シーパラクイズラリー」を企画。開催時間は、平日12時30分~12時50分、土日11時50分~12時10分で、イベント10分前より受付開始となる。


参加者は、同館内のトロピカル広場にて配布されるクイズラリー用紙を受け取り、飼育スタッフからの説明後、館内にある3箇所のポイントを探す。そのポイントにいるスタッフへ、用紙に書かれたクイズの答えを伝え、正解するとオリジナルスタンプを押してもらえる。

スタンプを3つ集めた人は、賞品として、伊勢シーパラダイス限定ステッカーがもらえる。

特別解説を毎日開催

また、クイズラリー期間中、館内では「世界カワウソの日」にちなんだ特別解説も毎日開催する。

15時45分からの「コツメカワウソのお食事」にて、ツメナシカワウソとコツメカワウソの違いや、野生のカワウソがおかれている現状について、飼育スタッフから直接話を聞くことができる。

なお、特別解説はクイズラリーの開催時間にも実施される。

伊勢シーパラダイスのカワウソを紹介

伊勢シーパラダイスでは、「ツメナシカワウソ」と「コツメカワウソ」を飼育している。


ツメナシカワウソは、アフリカの南部で生息している大型のカワウソで、日本では3園館でわずか5頭しか飼育されていない。伊勢シーパラダイスでは、1991年からツメナシカワウソの飼育をはじめ、1993年に国内で初めての繁殖に成功してから現在まで計3回の繁殖に成功している(国内全体では計4回)。2017年4月10日に誕生した双子のツメナシカワウソは、誕生後に感染症を発症したことから国内で初めて授乳期から人工保育を行い、4月10日(水)に7歳を迎えた。


コツメカワウソは、前足の爪が小さいことが由来となったカワウソで、全国の動物園や水族館で飼育されている。伊勢シーパラダイスでは1頭のコツメカワウソが暮らしている。野生下では、インド、中国南部、東南アジアなどの川や沼に生息している。

この機会に、カワウソの魅力を知るとともに、野生のカワウソの現状にも目を向けてみては。

■伊勢シーパラダイス
住所:三重県伊勢市二見町江580
HP:https://ise-seaparadise.com

(Higuchi)