■非常用トイレ、備えている人は約3割ほど

ちなみに、以前fumumu編集部が全国の10代~60代の男女933名を対象に「非常用のトイレの備え」について意識調査を行なった際、「自宅に非常用の簡易トイレを用意している」と回答した人は、全体で27.3%ほど。

能登半島地震でも深刻な事態になった「あの問題」 備えている人はまだ3割ほど…
(画像=『fumumu』より引用)

日本は地震大国であり、自然災害が多い地域ですが「非常時のトイレ」のことまで考えられている人は、決して多くはないことが分かります。

■「お風呂の水で流す」は不適切

非常時のトイレの備えについて、取材に応じた60代の女性は、「非常用トイレは用意していませんが、常にお風呂に水が溜めてある状況なので、もしものときはそれで流します」と話していました。

ところが、大きな地震が発生した後は排水管が破損している可能性もあり、水で流す行為は適切ではありません。

いつ起きるか分からない自然災害。自宅のトイレが長期間使えなくなることを想定して、自分自身や大切な人のためにできる限りの備えをしておきましょう。

■執筆者プロフィール

衣笠あい:神奈川県出身。ニュースサイト『Sirabee』編集部のサブデスクを経て、2022年7月よりfumumu副編集長に。不器用でズボラな自分の生活を支えてくれる、簡単でおいしいレシピや、便利グッズの情報にも常にアンテナを張っています。


提供・fumumu

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