スティーブン・セガールがロシア国籍を取得は本当?
スティーブン・セガールがロシア国籍を取得したという噂は本当なのでしょうか。ここからは、まことしやかに噂されるセガールのロシア国籍取得の真相について迫ります。
セガールのロシア国籍取得の背景
セガールは映画スタートしてあらゆる国を訪問していますが、ロシアにも何度か訪問しています。そして2013年のこと、セガールはロシアとの関係を深めることとなりました。プーチン大統領自らが、セガールをモスクワの格闘競技場に案内し会談を申し込んだのです。それから両者は何度も会見を重ねます。
また、セガールは銃器やナイフを取り扱う会社を運営していますが、2013年のロシア訪問の際、ドミトリー・ロゴジン副首相より、ロシア製の兵器への規制を撤廃するよう、アメリカの政界へ働きかけて欲しいと依頼されています。
さらに、新興富豪イーゴリ・ケサエフの紹介で、コヴロフ市のデグチャレフ銃器工場を見学したセガールは、ロシアの銃器産業を支援するよう言われ同意しました。また2014年にはロゴジン副首相の仲介により、武器メーカー「カラシニコフ社」と契約を進めています。
この契約は白紙となりましたが、しかしセガールとロシアの繋がりにはその背景に大金が絡んでいることは疑えません。またこの頃を境に、セガールは「反民主主義陣営」としての立ち位置を表明するようになり、プーチン大統領を持ち上げるような発言を繰り返します。
2014年にはロシア軍がクリミア侵略を開始しましたが、この際欧米諸国は非難を浴びせました。しかしセガールは「合理的な判断」としてロシアを称賛しており、さらにプーチンに対し「最も偉大な世界の指導者」と形容しています。
プーチンと仲良し?
セガールは、以前よりロシア国籍を取得したいと話していましたが、2016年にはついにプーチン大統領が彼に国籍を付与しました。二人は先述したとおり深いつながりを持っており、お互いに好感を持っているようです。
さらにセガールは2016年1月にセルビア国籍も与えられており、元来のアメリカ国籍に加え、3重国籍を保持することとなりました。その後もたびたびプーチン政権を擁護する発言をしており、2018年にはロシア外務省から対米人道特使に任命されるなど、ロシアとの結びつきは増すばかりです。
セガールは現在ウクライナに入国禁止か?
スティーヴン・セガールは、ウクライナより国家安全保障上の脅威とみなされブラックリストに掲載されています。今後5年間の入国を禁じました。なんでも、この措置が取られるのはメディアや個人が“ウクライナの安全保障に反する危険行動”をとった場合とのことです。