今大注目の男女2人組ロックバンド「ヨルシカ」を知っていますか?名前は聞いたことがあっても曲は聞いたことがない、という方も多いと思います。今回はそんなヨルシカ初心者な皆様に是非聞いてほしい人気のおすすめ曲を、プロフィールとあわせてご紹介します。
気鋭のバンドグループ「ヨルシカ」とは?
「ヨルシカ」は男女2人組のロックバンドです。ギター・作詞作曲の男性n-buna(ナブナ)さんとヴォーカルの女性suis(スイ)さんの2人で構成されており、2019年6月にメジャーデビューしました。ライブやレコーディングの時にはサポートメンバーが参加したバンド形式になっています。
なんと、メンバー2人の顔や詳細プロフィールは未だ公開されていません。あくまで先入観なしで音楽を聴いてほしいのだそう。実際にその音楽はたくさんの人々を魅了し、ファンを増やし続けています。
あの「君の名は」や「天気の子」で有名なアニメーション監督・新海誠さんも評価する、今注目のバンドです!
ボカロP「n-buna」として注目を集める
「ヨルシカ」でギター・作詞作曲を担当するn-buna(ナブナ)さんは、もともとボーカロイドを用いて制作した楽曲をニコニコ動画に投稿するクリエイター、通称「ボカロP」だったんです。あの米津玄師さんと同じですね!
2012年に処女作「アリストラスト」を投稿し、2013年には投稿した「透明エレジー」でニコニコ動画のボーカロイドカテゴリのデイリー総合ランキング1位を獲得しました。他にも数々のヒット曲を生み出しています。
n-bunaさんの作るボカロ曲は、情緒的な歌詞と美しく印象的なギターサウンドで注目を集めていました。
ヴォーカル「suis」と「ヨルシカ」を結成
2017年、過去にn-bunaさんのライブにゲストボーカルとして参加したことのあった女性ヴォーカルのsuis(スイ)さんを迎え「ヨルシカ」が結成されました。
n-bunaさんは、suisさんをヴォーカルに迎えた理由をこう語っています。
ロックでもちゃんと映えて、かつバラードや浮遊感のある音楽にも対応できるような、ちょっとハスキー成分のある歌声の方を探していて。そこにちょうど当てはまる声質だし、しかも歌がうまい。「この人だ!」と思ってお願いしました。
引用元: https://natalie.mu
ボーカロイドという機械の歌声を作っていたn-bunaさんが理想通りの歌声の女性に出会い「ヨルシカ」を結成。まさに運命の出会いという感じですよね!
ヨルシカ初心者が必聴の曲は?おすすめの5選
「ヨルシカ」は、配信シングル1枚、ミニアルバム2枚、フルアルバム2枚をリリースしています。
今から初めて「ヨルシカ」を聴く方や、あまり聴いたことがない方は、どの曲から聴けばいいのかわからないですよね。そこで、「ヨルシカ」初心者が聴くべき人気のおすすめ曲5選をご紹介します。
これさえ聴けば、ヨルシカの魅力を十分お分かりいただけるはずですよ!
「負け犬にアンコールはいらない」
セカンドミニアルバム「負け犬にアンコールはいらない」のタイトル曲です。
大切な人を失った時、むしゃくしゃして前に進めなかったり自分の事を卑下したりして、そんな自分を「辞めたくなる」=死んでしまいたくなる。
でも自ら命を絶ってしまったら、自分のことを思ってくれていた大切な人をも否定することになる…という葛藤を歌っています。
「自分自身と向き合え」と強く背中を押してくれる、切なくも前向きになれる名曲です。
「雲と幽霊」
ファーストミニアルバム「夏草が邪魔をする」より「雲と幽霊」です。
「ヨルシカ」というバンド名はこの曲の「夜しかもう眠れずに」という歌詞から取られており、「ヨルシカ」にとってバンド名の由来になったとっても重要な曲です!
「幽霊になった僕は」という衝撃的な歌詞から始まるこの曲は、亡くなった主人公が残してきた「君」を思うバラードです。切ないsuisさんの歌声と印象的な電子音が心に刺さりますよね。
Youtubeに投稿されている、3Dアニメーションで作られた美しいMVも必見ですよ。
「詩書きとコーヒー」
ファーストフルアルバム「だから僕は音楽を辞めた」収録曲、「詩書きとコーヒー」。サビで繰り返される「わかんないよ」が頭から離れなくなること間違いなしです。
このキャッチーなサビやポップなギターサウンドと、狭い部屋でもがき苦しむような悲痛な歌詞とのギャップ。
このギャップも「ヨルシカ」の魅力の一つです。
「パレード」
こちらもファーストフルアルバム「だから僕は音楽を辞めた」に収録されている曲「パレード」です。
音楽的な才能のある「君」を忘れたくないという心情を書いた歌詞から推測するに、「君」は音楽を辞めてしまったのでしょう。そんな「君」に語りかけるようなスローテンポで優しいメロディーの曲です。
綺麗ギター・ピアノの音色が、suisさんの透き通るような歌声を引き立てる美しい名曲。
「一人ぼっちのパレード」という違和感のある歌詞が印象的で心に引っかかりませんか?
「藍二条」
同じくファーストフルアルバム「だから僕は音楽を辞めた」より「藍二乗」。「パレード」のMVと同じく顔がインクで塗りつぶされている人物が出てきますが、うって変わってハイテンポでロックテイスト。suisさんの歌声もカッコよく、非常にスカッとする曲です。
タイトルである「藍二乗」の意味は、「iの二乗」=「−1」。つまり「何かがか欠けている」ということではないでしょうか。また「あいにじょう」…「I need you」、僕には君が必要だという意味も込められているようです。実はそんな切ないラブソングなんです。