結婚式で、主に新郎の父が述べるゲストに向けた感謝の挨拶、『謝辞』。本日は謝辞の原稿作成時や実際に結婚式でスピーチされる際に、押さえておきたいポイントや注意点、マナーについてご紹介します。両家親族を代表しての挨拶、謝辞だからこそ、しっかりと準備をして、ゲストの方に感謝の気持ちが届くスピーチにしましょう!
みなさま、こんにちは!
結婚式の準備は順調に進んでいらっしゃいますでしょうか?
本日は、新郎の父などによる両家親族代表挨拶(謝辞)の構成や謝辞の内容を考える上での注意点、また実際にスピーチを行う際に意識したいポイントなどについてご紹介します!
しっかりとポイントを押さえることで、ご両家のために駆けつけてくださったゲストの方に「感謝の気持ち」が伝わるスピーチを行いましょう*
新郎父(親族代表)の挨拶とは?
新郎の父の挨拶(謝辞)とは、両家の代表として披露宴で述べる挨拶のことをいいます。一般的には披露宴の終盤に行われることが多く、新郎新婦から両親への記念品贈呈のあとに行われることがほとんどです!
新郎の父の挨拶の内容としては、メインは列席者へのお礼の言葉となっており、両家を代表してゲストの方に感謝の気持ちを伝える、というと分かりやすいかもしれませんね*
もちろん、新郎の父に限らず、母親や親族、花嫁側の父が述べることもありますが、最もポピュラーなスタイルだと、新郎の父の役目となることが多いようです^^
新郎父が挨拶をする際の心構え
新郎父が挨拶をする上で忘れてはいけない心構え、それはあくまであなた自身は両家の親族を代表し、”招いた側”として行う挨拶であるという認識です!招いた側(新郎新婦と親族)に対し、招かれた側というのはそれ以外の全てのゲストのことを言います*
即ち、新郎父の挨拶は親族以外の招待客に向かって行う挨拶なので、自分の個人的な思いや家族の話ばかりをするのはマナー違反!
ゲストの方にとっては興味のカケラもない話を延々と聞かされたことにより、最悪の締めくくりになった・・・という話もちょくちょく聞きますので注意をしたいところ!
どんな親であっても自分の子の結婚式に気持ちが高ぶってしまう気持ちも分からなくはないのですが、自身が「親族の代表者である」ということを肝に銘じて、臨みましょう。
謝辞の構成は三部構成が基本
いざご自身が親族を代表して謝辞を述べようとすると、なかなか筆が進まない・・・ということもあるかもしれません!謝辞を述べる機会はそう多くないものなので、何を話そうかと悩んでしまう方も結構いらっしゃるんですよ。
そんな時におすすめしたい方法が、まずは謝辞の構成から考えるということ!親族代表による謝辞は多くの場合、三部構成から成り立ちます。ポイントを押さえながら書き進めることで、スムーズに準備が進むハズです◎では、早速基本の三部構成についても見てまいりましょう*
【序盤】自己紹介・ゲストへのお礼
まずは、新郎とご自身の関係について、「新郎の父である」ということを簡単に自己紹介をします!ご自身のことをそんなに長く話す必要はないので、ここは簡単にご自身の身分が分かる程度で構いません*
続いて、ゲストと結婚式当日に新郎新婦を取り持つ媒酌人がいる場合は媒酌人に、出席のお礼を伝えましょう。その際に、結婚式当日の天候や状況に配慮した言葉を入れると、より丁寧な印象を受けますよ!
【中盤】新郎新婦へのはなむけの言葉
中盤では、新郎新婦おふたりへの思いを語りましょう!これからどんな夫婦になってほしいのか、どんな人生をおふたりで歩んでほしいのかなど、おふたりへの希望とともにエールの気持ちを伝えましょう!
新郎の子ども時代のお話しなど、新郎の父だからこそ語れるエピソードを入れると、親子の愛溢れる素敵なスピーチになるかと思います*
ただし、あまりにご自身のことや息子であるご新郎さまのことばかりを話してしまうのはマナー違反にあたり、最悪結婚相手のご家族やゲストの方からの顰蹙を買う可能性もあります。中盤の新郎新婦へのはなむけの言葉では、しっかりと結婚相手であるご新婦さまにも触れるように意識してくださいね^^
【終盤】締めの言葉
最後は、改めてゲストに「これからも新郎新婦を支え、見守ってほしい」という支援のお願いと感謝の言葉で締めくくります!ここは、テンプレート通りシンプルにまとめてしまっても特に違和感等はないかと思います*
ただし、もし結婚式中に何か失礼が生じた場合に関しては、最後謝罪を入れるのを忘れないようにお願いします。