③長期休みはモノと向き合う時間を取る
夏休みや冬休み、春休みなどの長期のお休みの時には学校で使う道具を持ち帰ってくるので子供にも足りないモノなどの点検をしてもらいます。
ランドセルや筆箱を拭き掃除したりして綺麗にしてあげることで愛着も湧いてきます。
自分が使う道具をメンテナンスする楽しさをランドセルや筆箱を通して学ぶことができました。
また、進級、進学を控える春休みはお部屋の中の見直しにぴったり。
教科書やノート、もう使っていないおもちゃなどを手放すことで気分新たに新学期を迎えることができました。
④楽しいことの前に「卒業」ルール
クリスマスや誕生日など、必ずモノが増えるとわかっている時にはプレゼントをもらう前に置き場所を考えます。
もしもおもちゃの置き場所に既にモノがいっぱいあるのならば、新しいおもちゃのために手放すおもちゃを選びます。
おもちゃをもらう「前に」というところがポイント。
子供は欲しいモノをお迎えするワクワクした気持ちでもう使っていないおもちゃから卒業することができます。
⑤人生において、空間も時間も有限
これは子供たちに言葉で伝えていることなのですが、人の時間は有限です。
そして自分が抱え込むモノの量によって奪われる時間も変わってきます。
ですからモノだけではなく自分の人生の時間も大切にして欲しい。
勇気をもって手放す選択肢をすることも人生では必要なことだよ、ということを伝え続けています。
最後に、片づけのプロとして親の姿勢で大切だと思われることをお伝えしたいと思います。
「おはよう」の挨拶をしない親を見ていて自主的に朝の挨拶を始める子供は少ないと思います。
やはり親は、子供の鏡です。(もちろん大人になる過程で反面教師になる場合もありますが)
親は、「散らかっている状態がいつもの状態」になってしまわないように、部屋の中をある程度片付け続けることが大切です。
また、親が全部手を出しすぎて子供の片づけの成功体験を奪ってしまわないようにしましょう。
おもちゃの片づけから始めて自分の部屋の片付けはある程度任せてみるなど、年齢に合わせてお片づけのハードルを変えてお子さんのお片づけ力を育ててあげてくださいね。
参考になれば幸いです。
整理収納アドバイザーFujinao(フジナオ)でした。