アヴリル・ラヴィーン プロフィール

Photo:Tyler Kenny

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カナダ・オンタリオ州ベルビルの出身のシンガーソングライター。本名、アヴリル・ラモーナ・ラヴィーン。

02年、17歳で発表したデビュー・アルバム『レット・ゴー』からのファースト・シングル「コンプリケイテッド」はリリースされるやいなや世界中で大ヒット。さらに「スケーター・ボーイ」等のヒットがうまれ、アルバムは世界的大ヒットを記録した。

04年セカンド・アルバム『アンダー・マイ・スキン』を発表。「ドント・テル・ミー」「マイ・ハッピー・エンディング」のシングルヒットによりアルバムは全米チャート初登場1位、日本でもオリコン総合ランキング初登場1位、2週連続1位という記録を打ちたてた。日本のアルバムセールスは200万という驚異的な数字を叩き出す。

07年4月、サード・アルバム『ベスト・ダム・シング』を発表。全米1位シングル「ガールフレンド」は日本で400万ダウンロードを記録する空前の大ヒットに。アルバムは米英含め15カ国で1位、日本でもオリコン総合ランキング1位。アルバムセールスは120万枚を突破し、デビュー以来3枚連続ミリオン達成という快挙を達成。日本の洋楽史上、いまだその記録は破られていない。

2011年3月、ヒット・シングル「ワット・ザ・ヘル」を収録した4作目『グッバイ・ララバイ』を発売。2012年2月、2回のさいたまスーパーアリーナを含む来日公演を敢行。キャリア10年の軌跡が凝縮された濃密ライヴでアヴリルの美しい進化を堪能させてくれた。

2012年には、大ヒット映画『ワンピース フィルム ゼット』のW主題歌(「バッド・レピュテーション」、「ハウ・ユー・リマインド・ミー」)を歌い、大きな注目を集めた。

2013年11月、通算5作目にして初のセルフタイトル・アルバムとなる『アヴリル・ラヴィーン』を発表。「ロックンロール」「ネヴァー・グローイング・アップ」を収録した同アルバムは全米トップ5位を果たし、米ゴールド・ディスクを獲得。日本で撮影された「ハロー・キティ」MVでも話題を呼んだ。リリース翌年(2014年)の2月には、武道館公演2回を含む来日公演を敢行。同年夏にはSummer Sonicで再来日を果たしている。

2019年2月15日通算6作目となるアルバム『ヘッド・アバーヴ・ウォーター』を発表。2014年のワールドツアー中から体調不良に苦しんでいたが、同年12月にライム病と診断され、以来闘病中であったことを告白するとともに、その苦難の中で最新曲「ヘッド・アバーヴ・ウォーター」を書きあげたことを報告。長い間彼女の復活を待ち、回復を見守ってくれていたファンへの感謝の思いを綴るとともに、勇気と希望を与える音楽をこれからも作り続ける意思を伝えたのちにリリースされた。同アルバムは闘病中、深く自分を見つめなおし、音楽を作ることができたと本人が語っている。

2022年2月25日には通算7作目となるフル・アルバム『ラヴ・サックス』をリリース。トラヴィス・バーカーらをプロデューサーに迎え、ポップ・パンク路線に全面回帰したサウンドで多くのファンを改めて歓喜させた。同時にワールドワイドなツアー<ラヴ・サックス・ツアー>をスタートさせ、日本でも2022年11月に東京、名古屋、そして大阪でライヴ・パフォーマンスを披露し、会場を大いに盛り上げた。

音楽活動と並行し、2010年に自身が立ち上げた慈善財団「アヴリル・ラヴィーン・ファンデーション」で慈善活動を継続。現在、ライム病を始めとする難病患者支援のためのチャリティ活動を精力的に行っている。