バレエ衣装オーダーメイドを手掛ける「Jardin des Costumes(ジャルダン デ コスチューム)」は、2024年秋のパリコレ(Paris Fashion Week)にて、新作バレエ衣装のランウェイショーを実施する。それに向け、4月30日(火)~5月30日(木)の期間、クラウドファンディングサイトCAMPFIREにて支援を募集中だ。

バレエ衣装ブランドとしてパリコレに参加


「Jardin des Costumes」は、幼少期にバレエを始め今年でバレエ歴42年の木村章子氏が2013年にスタートし、2022年9月に本格的に創業したバレエ衣装オーダーメイドブランド。世界に1つのオリジナルを生み出すデザイン力はもちろん、長年のバレエ経験に裏付けられた軽くて踊りやすい仕様に定評がある。


ブランドビジョンは「バレエの未来をデザインする」。国内外のバレエコンクール上位入賞者、ヨーロッパで活躍する日本人プリンシパルダンサーの衣装などの製作や、環境配慮型商品として「地球の未来を考えたリハーサルスカート」を2023年8月より受注生産するなど、国内外の有名バレエ団所属ダンサーから好評を得ている。

パリオペラ座のダンサーの衣装を作ることなど、海外展開も1つの目標として掲げている。


そんななか、今回、バレエとファッションの殿堂パリでファッションショーを行うことが決定。バレエ衣装ブランドとしてパリコレに参加するのは、世界で2例目となる。

諸外国から評価を受けている日本のバレエ衣裳


実は、とてもクオリティが高い、と諸外国から評価を受けている、日本のバレエ衣裳。例えば、国際コンクール出場者の衣装を見ると、一目で日本人だと分かるほど、デザイン、縫製、装飾も手の込んだものばかりだ。バレエという西洋で生まれた芸術でありながら、日本でも100年以上熟成されてきた技術は、ダンスのレベルだけでなく衣装のクオリティにも現れているという。

「その日本の技術の高さを、パリコレという世界中が注目する場でここぞとばかりに見せつける!」という心持ちで企画し、現在、バレエ衣装を軸に、伝統工芸の職人やミュージシャンともコラボレーションしながら、準備を進めているそうだ。

ショーに協力してくれるアーティスト2名も発表

さらに、せっかく手にしたパリコレ参加という機会を利用して、バレエ衣装について、よりたくさんの人に知ってもらいたいという思いと、円安と物価高により、パリコレ出展を決めた昨春に比べてさらに負担が増すことから、クラウドファンディングにも挑戦。

ショーに協力してくれるアーティスト2名も発表され、彼らが提供するリターンも用意されている。


コラボレーションアーティストは、大阪府の南部、岸和田市で有名な「だんじり祭」のだんじり彫刻を手掛ける木彫師・前田暁彦氏と、


関東を中心に活躍中のクラリネッティスト・Mami氏だ。