膨大な登山者の軌跡から分岐を判定

同アプリの「音声ガイド」は、ヤマレコの計画機能「らくルート」に登録されている登山道(ルート)のデータから3つ以上のルートが交差するポイントを「分岐」として案内する。

この分岐の判定はヤマレコに蓄積している膨大な登山者の軌跡を活用している。このような登山道の分岐を判定し、分岐の手前でアナウンスを行う機能は日本初の取り組みとなる。

計画機能「らくルート」 赤い線が登録されているルート


しかしながら、現状の「らくルート」では、利用者が少ないルートや一般登山者には推奨できない難路などのルートは登録対象から除外しており、全ての山のルートが登録されているわけではない。

現時点での分岐の判断基準


そのためルートが3つ以上登録されていないポイントは分岐と判断されず案内ができない。今後はルートの情報を拡充したうえで、意図的に除外している分岐も判断対象に入れることで、より多くの分岐点での案内が可能となるよう改善を進めていくとのことだ。

また、山頂アナウンスや地名アナウンスは、漢字の地名を使って文字を読み上げる機能を使用しているため、実際の地名の読み方と異なる読み方のアナウンスをする場合がある。今後は地名のよみがなのデータも整備し、読み上げの精度を高める予定だ。

「音声ガイド機能」の詳細については、専用リンクから動画で確認しよう。

この機会に、登山アプリ「ヤマレコ」の新機能「音声ガイド」を、チェックしてみては。

ヤマレコ:https://yamareco.co.jp
登山アプリ「ヤマレコ」:https://www.yamareco.com/yamarecomap
音声ガイド機能の詳細:https://youtube.com/shorts/IE-R_XiX7Ds

※ 2024年5月時点、ヤマレコ調べ。日本国内の登山地図アプリにおいて、あらかじめ指定した目印や地名ではなく「分岐」に到着したことを音声等でお知らせする機能について。

(江崎貴子)