腸内環境を整えればお通じの改善や健康的な身体を維持し肌トラブルなどにも効果的と言われています。そうした腸内環境の改善にヨーグルトなどの発酵食品が役立つのは広く知られているところです。なかには家庭でヨーグルトを作る人もいます。そこで今回は、腸内環境を整える発酵食品を作るのに最適な「ヴィーリ」を紹介します。「ヴィーリ」はフィンランドで人気の発酵乳です。2020年1月に日本でも発売されたので、その魅力を解説していきます!

フィンランドの発酵乳ヴィーリとは?

一般社団法人日本乳業協会が公表している「日本乳業年鑑資料編2019年度版」によると、2017年における国民一人あたりの飲用牛乳年間消費量トップはアイルランドの123.3キログラム、次いで第2位がフィンランドで113.9キログラムでした。

2017年世界の飲用牛乳年間消費量

順位 国名 一人あたりの年間消費量
1 アイルランド 123.3キログラム
2 フィンランド 113.9キログラム
3 ニュージーランド 106.3キログラム
4 イギリス 104.6キログラム
5 オーストラリア 103.4キログラム

また同年のチーズの年間消費量は以下の通りです。

2017年世界のチーズ年間消費量

順位 国名 一人あたりの年間消費量
1 デンマーク 27.5キログラム
2 アイスランド 27.3キログラム
3 フランス 26.4キログラム
4 フィンランド 25.9キログラム
5 ドイツ 24.3キログラム

第1位はデンマークの27.5キログラム、フィンランドは25.9キログラムの第4位です。牛乳・チーズともに北欧が上位を占めており、そのなかでもフィンランドは乳製品の消費大国ということが分かるでしょう。

ちなみに同年の日本における国民一人あたりの牛乳類の年間消費量は31.0キログラム、チーズの消費量は2.4キログラムとフィンランドを大きく下回っています。

このようにフィンランドは乳製品の消費大国ということもあり商品が豊富です。乳製品先進国と言ってもいいでしょう。そのフィンランドで人気の発酵乳が「ヴィーリ(VIILI)」です。

ヴィーリはスカンジナビア半島の家庭で作る伝統ある発酵乳で、食物繊維によってトルコアイスのように伸びるのが特徴。ヨーロッパではブルガリアのヨーグルトやコーカサスのケフィアと並んで有名な発酵乳です。

味はチーズのような風味がありヨーグルトに比べると酸味は控えめ。また発酵乳とは言っても粘り気が強く、糸をひくようによく伸びるため、フルーツやサラダのトッピングとしてもぴったりです。さらに塩やスパイスを加えればドレッシングとしても使えます。

発酵乳ヴィーリの効能

(ホームメイド・ヴィーリで発酵させたヴィーリの食物繊維(EPS))

ヴィーリに含まれる食物繊維は難消化性のため、胃や小腸で分解されることなく大腸に達することが可能です。また善玉菌(酪酸菌やビフィズス菌など)のエサとなり、腸内環境の改善に効果を発揮すると言われています。腸内環境が悪いと便秘になったりお腹を下したりしがちです。それによりお肌が荒れてしまうのは多くの人がご存じのことでしょう。

健康な肌をキープしていくには「腸活」が効果的です。腸活を検討している場合は、一度ヴィーリを試してみてはいかがでしょうか?

発酵乳ヴィーリを作るには

ヴィーリの作り方は、とっても簡単です!2020年1月から日本でも販売が開始された「ホームメイド・ヴィーリ(1箱10パック入)」を購入し1パックに入ったホームメイド・ヴィーリを牛乳パック1リットルに投入します。後は室温で24時間置くだけです。1回ごとの使い切りのため殺菌は不要で雑菌の繁殖の心配もありません。

ただし日本では季節によって室温が異なるため、ヨーグルトメーカーがあると便利です。家庭で作るメリットは、なんと言ってもコスパが良いこと!低価格で多くの量を作ることができるのでぜひチャレンジしてみてください。

【基本情報】
商品名:ホームメイド・ヴィーリ
内容量:1箱(1グラム×10パック)
価格:1,306円(税込)/1箱
発売元:Nakagaki