◆引っ越してすぐ苦情を言われた
ですが、引っ越してすぐから暗雲が立ち込めます。
「息子はとても内向的でおとなしい子なのですが、新しい家に引っ越して嬉しかったようで、トントンと軽く2回ジャンプしたんです。するとその直後に「ピンポーン」とチャイムが。出てみると下の階の住人でした」
引っ越したばかりで挨拶も済ませたばかりなので、なにごとかと思いながら玄関を開けた木村さんは、驚くようなことを言われます。
「『いま、ボールをつくような音がしたのですが?』と聞かれました。部屋でボール遊びなんてさせるはずがないのに、変なことを聞かれるなぁと思って考えたら、息子がさっきチョンチョンと2回飛んだ音のことのようでした。もちろんお昼の時間帯でした」
事情を説明して、まだ小さな幼稚園の息子が軽く飛んだ音だと思いますと伝え謝罪したものの、このくらいで苦情が来るようでは、大人が歩くこともできないレベルではないかとショックを受けた木村さん。
「マンション暮らしを決めたのは、子どもは1人と決めていたことと、ひとりっ子でとてもおとなしい子だったので、さほど大きな騒音にはならないだろうと思ったのも理由の一つです。前のマンションでは普通に過ごしていましたが、一切苦情はなかったです。他にも同じくらいの子どもがたくさんいますし、住民もファミリー世帯が多かったですし、挨拶の際もやさしかったので逆にショックでした」
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