あなたの死後、家族は笑顔で過ごせますか?
50代、60代を迎え、ふと「もし自分に万が一のことがあったら、家族は大丈夫だろうか?」と考える瞬間があるかもしれません。特に、葬儀やお墓の準備は、遺された家族にとって大きな負担となる可能性があります。
一般的には「葬儀費用に不自由しない額」として200万円程度残せばよいとされています。しかし現実は500万円以上かかることもあり、そこまで単純でもないようです。
今回はFPの筆者が、葬儀をはじめとした諸々の費用について、具体的にいくら必要なのかを解説します。
葬儀費用だけでは足りない
万が一のことがあった場合、葬式をあげれば終わりというわけではありません。
葬儀費用の平均は約110万円
2022年の葬儀の平均価格は110.7万円でした。ただし、2022年は新型コロナウイルス感染症の影響により大人数での葬儀が敬遠される傾向にあったため、今後は多少費用が増えるかもしれません。
また、結婚式など、他の冠婚葬祭と同様、お葬式も参列者が多ければ多いほどお金がかかります。