「泉石煙霞」

「煙霞」を使った四字熟語に「泉石煙霞(せんせきえんか)」があります。

「泉石」は泉水と石、転じて自然や自然の景色のことをあらわしています。「煙霞」を合わせて「自然の中で生活したいという強い気持ち」という意味になります。

町に住む人間が自然の中で生活したいと思うあまりに病気のようになることを「泉石煙霞の病」ということもあります。

現代でも自然に囲まれた生活に憧れる人は多いですが、自然に触れて楽しいと感じた時は「煙霞」という言葉と読み方を是非思い出してくださいね。

最後はこの漢字!「遥任」

「遥任」の読み方をご存じですか?

「遥」は「はるか」と読むことがありますが「はるにん」と読むと間違いです。

それでは、いったい何と読むのでしょうか?

「遥任」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「○○にん」の4文字
  2. 音読みです
  3. 日本史の授業で見たことがあるかもしれない言葉です

以上の3つのヒントから考えてみてください。

「遥任」の読み方、正解は・・・


正解は

「ようにん」

です!

「遥」は「とおい、遠くへだたる」という意味を持つ言葉で、「任」は「しごと、役目につく」という意味があります。

古代日本には、地方(国)を支配する行政官として派遣される「国司(こくし、くにのつかさ)」という役職がありました。平安時代になると、国司の仕事を現地の農民に任せたり、代理人を派遣したりして、本人は都にいて収入だけ得ることが多くなりました。このように国司が現地に赴任しないことを「遥任」と言いました。

「遥任」と「受領」

国司は本来、現地に赴任して都の指示を行き渡らせるための役職だったため、遥任国司を取り締まる法令が出たこともありましたが、あまり効果は無かったそうです。

逆に現地に赴任して絶大な権力を持った国司は「受領(ずりょう)」と呼ばれました。

歴史には難しい読み方の役職が多く出てきて、読み方も役割も覚えるのが難しいですが、「遥任」という言葉を見かけたら、読み方を思い出してくださいね。

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