「発酵サロン 泉州糀屋本家」で料理教室を展開する泉州糀屋本家は、手作り醤油キット「世界に一つだけの手作りしあわせ醤油〜大切なあなたへの愛のしるし〜」を、オンラインショップにて発売している。

糀で健康的なライフスタイルを実現


泉州糀屋本家の代表取締役である北島祐子さんは、様々な病気に苦しむなかで糀と出会った。味噌作りや甘酒作りなど、糀を使った発酵食品を取り入れることで、体調が劇的に改善したという。

そこで、泉州糀屋本家では糀を使った発酵調味料を創り、「糀で世界中の人をお腹の中から元気にする!」をモットーに、料理教室を通じて健康的なライフスタイルの普及に取り組んでいる。

料理教室の予約が3か月待ちという人気から、今回、自宅でも玄米醤油を仕込むことが出来る、手作りキット「世界に一つだけの手作りしあわせ醤油~大切なあなたへの愛のしるし~」をオンラインショップにて販売開始した。

健康維持には日頃の予防と生活習慣が大切

市販の醤油の多くは、添加物を使っている。添加物は食品の色や味、香り、保存性を高めるために使用されるが、中には長期的に摂取すると健康に悪影響を及ぼす可能性もあるという。

代表取締役の北島さんが「病気は気合だけで乗り切れることではない。日頃の生活習慣や食事への気遣いが必要不可欠である」と語るように、健康を維持するためには予防と生活習慣が重要だ。つまり、添加物の少ない食品を選ぶことも、健康維持の鍵だといえる。

発酵食品が果たす重要な役割

健康への意識が高まるなか、日本の発酵食品に対する需要は世界中で拡大している。その中でも特に注目を集めているのが、糀だ。糀は豊富な酵素を含んでおり、食物の栄養を分解して消化・吸収を助ける重要な役割を果たしている。


そして、発酵食品は心の健康にも深く関係しているという。

最新の研究では、精神を安定させる神経伝達ホルモンであるセロトニンの約90%は、脳ではなく腸でつくられていることが明らかになった。このセロトニンは、腸内の善玉菌によってトリプトファンというアミノ酸から合成される。また、セロトニンの量が減少すると睡眠ホルモンであるメラトニンが生成されなくなり、睡眠の質が低下してしまう。

さらに、やる気にスイッチを入れるドーパミンの素となるビタミンを産み出すのも、腸内の善玉菌だ。そのため、腸内環境が乱れて悪玉菌優勢の状態になると、「やる気が起きない」「だるい」などの症状に代表される、軽度のうつ病に陥りやすいといわれている。