23日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、SNSで有名人の名前を騙り投資を勧める偽広告問題について報道。

今週中にも被害者が掲載側に対し集団提訴に踏み切ると伝え、タレントの武井壮さんは「わざとクリックしてみた」体験を語っていました。

■池上彰はなりすまし広告に怒り

ジャーナリストの池上彰さんは多くの偽広告に写真を利用されており、同番組の取材に「本当に怒り心頭ですよね。こういう形で、いろんな他人を使いながら、金儲けをしようっていうのは本当に許しがたいことだなって思いますし。悪知恵がすごいですよね」と発言。

SNS上には、池上さんの写真を無断に使った投資に関する偽広告が見受けられますが、池上さんは「そもそも私、広告なんて一切タッチしていませんから。ニセモノに決まっていますよね。いかがわしいですよ」と、怒りをにじませていました。

■昨年の被害総額は約280億円

池上さんは、「許しがたいし、もっとまともなことに力を使えよといいたくなりますね」と発言。偽広告が掲載されているフェイスブックやインスタグラムなどを運営する「メタ社」にも言及し、「そもそも私、メタ(のSNS)やっていませんからね」とバッサリ切り捨てます。

さらに、ラインで検索すると出てくる複数の池上さんのアカウントに対しても、「本物はありません。まったくありません」と話しています。警察庁によると、昨年のSNSを使った投資詐欺の被害総額は約280億円にものぼるそう。

詐欺被害が相次ぐ中、今週にも被害者がメタ社に対し損害賠償を求め集団訴訟をする動きも。また実業家の前澤友作さんらも自民党の会議に出席して規制強化を訴えています。