中居と香取のトークは、SMAP当時のエピソードなど思っていたよりも深い内容だったが、どこか“遠慮”して核心には迫らない様子も見られた。この放送の裏側について、テレビ局スタッフはこう言う。

「フジテレビは、2人の古巣であるジャニーズ事務所から了承をしっかり取っている。なので、トークではSMAP解散の核心に迫る話や、木村拓哉さんに関しては話されなかった。ただ、内容にジャニーズへの“忖度”があったとはいえ、中居と香取の奇跡的な再会になったのは間違いない。これまで中居さんと元SMAPメンバーの番組共演は各局で企画が立ち上がっていましたが、結局はジャニーズからOKが出ず、実現しなかった。そう考えると、フジテレビはどうやって口説き落としたのかと、他局のプロデューサーは探りを入れています」

 番組では、中居が病気療養している間に、香取がある時期から毎日メールを送っていたこと、自身の病状を松本と香取だけに教えていることを明かした。約6年、日数にして2199日ぶりの共演はあっという間に終わった。

 今回の共演は、フジテレビが放送前にマスコミへ提供した事前告知を含め、多くのメディアでニュースとして紹介された。Yahoo!ニュースのトピックスでも取り上げられ、世紀の共演は大盛り上がり。実は、ここまでの評判になることを見据えて、ジャニーズ事務所も今回の共演に目をつぶったという。