株式会社ブランド総合研究所のアンケート調査により、2020年幸福度の高い都道府県ランキングが発表されました。新型コロナウイルス感染症拡大により、ランキングに変化はあったのでしょうか。

幸福度1位は2年連続宮崎県!2位は沖縄県

(写真=PIXTA)

幸福度の高い都道府県ランキングは、住民の視点から地域への幸福度、生活満足度などを調査する「第2回地域版SDGs調査2020・都道府県版」の設問の中の「幸せですか?」という問いに対し、

とても幸せ=100点
少し幸せ=75点
どちらでもない=50点
あまり幸せではない=25点
幸せではない=0点

の中から回答してもらい、県別で幸福度として数値化したものです。幸福度ランキングの栄えある第1位は、幸福度74.0で2019年と同様、宮崎県でした。次いで、昨年5位だった沖縄県が幸福度72.2で順位を上げ、2位になっています。一方、最下位となったのは幸福度61.1の秋田県でした。

幸福度上昇率が高い県は岩手県と鳥取県

(写真=PIXTA)

コロナ禍で幸福度上昇率が高かったのは、昨年の46位から24位にランクアップした岩手県と、昨年26位から6位にランクアップした鳥取県です。コロナウイルスの累計感染者数で見てみると、岩手県は2020年11月18日現在89人、鳥取県は53人と都道府県の中で最も少なくなっています(NHKの「新型コロナ データ一覧」より)。

幸福度の調査を実施したのは2020年6月と、コロナウイルス感染症による行動制限が大きかったタイミングということもあり、その分コロナウイルスの感染者が少なかった地域においては、幸福度アップにつながったのではないでしょうか。