左からチャールズ国王、ウィリアム皇太子、ヘンリー王子(2017年) Photo: Tim Rooke/Shutterstock
ヘンリー王子の回顧録は、ロイヤルファミリーとのミゾを深めることになるのだろうか。
1月10日(火)に発売されたヘンリー王子の回顧録ヘンリー王子の回顧録「Spare/スペア」。ヘンリー王子が「王子」としてではなく、「1人の男」としての生涯をつづったものだ。
「Spare/スペア」をめぐっては正式に発売される前から、ネット上にはすでに本の内容とされるものが出回るなど大きな話題を呼んでいた。それらによると、ヘンリー王子は王室に対する攻撃の姿勢をゆるめていないように見受けられる。
さらに中にはロイヤルメンバー、とくにウィリアム皇太子、キャサリン妃、チャールズ国王、そしてカミラ夫人の名前も登場するが、本の献辞では彼らについて言及されていないこともわかっている。
そしてこのたび、複数の関係者がこの本に対するロイヤルファミリーの反応を語っているが、どれも決して「好印象」とはいえないようだ。
ある関係者はETの取材に対し、「Spare/スペア」での暴露がチャールズ国王を「深く動揺させるものだ」と語り、さらにウィリアム皇太子はこの本で書かれた主張について「内心ウンザリしている」と感じていると述べた。
一方、別の関係者はチャールズ国王が「つぐないをしたいと考えている」と語っている。この人物は、「それでもチャールズ国王は父親だ。家庭内に不和が起こることも理解している」と続けた。
またこの本によって、ヘンリー王子夫妻と他のロイヤルファミリーのミゾがさらに深まる可能性があると指摘する人物もいる。
この関係者は、「家族のだれも、もうハリーを信用していない」と述べ、「このタイプの個人的な暴露は、一線を越えたと言っていいだろう」と付け加えた。
なお現時点で、ロイヤルファミリーのメンバーやイギリス王室はとくにコメントを出していない。