「ザ・クラウン」シーズン6 パート1
ヘンリー王子は、ネットフリックス(Netflix)のドラマ「ザ・クラウン」最終シーズンを通じて母ダイアナ元妃の“最期”を見届けることはないようだ。
ヘンリー王子に近い情報筋は米Deadlineに対し、ピーター・モーガンが手がける英国王室を舞台にした作品「ザ・クラウン」の最終シーズンについて「内容がデリケート」であるため、ヘンリー王子は視聴しないと述べた。しかしながら、ヘンリー王子は「ザ・クラウン」のクリエイターやネットフリックスに対して、シーズン6の方向性について悪感情は持っていないという。
ダイアナ元妃は1997年8月、仏パリの街で交通事故に遭い死去。事故の原因はパパラッチに追われたダイアナ元妃一行が、彼らをふり払うためスピードを出した結果、コントロールを失い柱に突っ込んだためだと言われている。なお、母を失ったヘンリー王子は当時、まだ12歳であった。
英The Daily Telegraph紙は先日、ヘンリー王子が「ザ・クラウン」の前シーズンを視聴したあと最終シーズンも観るだろうと報道。Telegraph紙の王室担当編集者ヴィクトリア・ウォードは、不必要なトラウマを避けるため、ヘンリー王子の友人がまず先に「ザ・クラウン」を視聴し、最終的にヘンリー王子も観るだろうと述べていた。
ヘンリー王子は過去にこのシリーズを観ていることを認めており、最近では米トーク番組「The Late Show with Stephen Colbert」にて、紙とペンで事実確認をしているとのジョークを飛ばしていた。
また2021年には、「ザ・クラウン」について「私の家族や妻について書かれた物語を見るよりも、『ザ・クラウン』の方がずっと快適だ。あれ(『ザ・クラウン』)は明らかにフィクションだから、どう受け止めるかは自由だけどね」とも語っていた。
シーズン6では、ダイアナ妃の最後の数週間と、彼女とマスコミとの波乱に満ちた関係が描かれているという。