「バラエティの会議では、他番組で問題視された言い回しや炎上した事例が共有され、同じ轍を踏まないようミニ講習会が開かれるほどです。中でも見た目に関しての差別的表現は言語道断。収録までに、ぬかりなく厳しいチェックが入ります。その意味においては『ハーフ』という言い方も使われることはずいぶんなくなり、『アメリカ人の父親と日本人の母親を持つ』など、むしろきちんと言うようになりました。それは、今まで貴重だった『ハーフタレント』というジャンルが希少性を失い、形骸化したこともまた関係しているのかもしれません。いずれにしても、劇中で登場人物が言った『ハーフ』、さらに『青い目』というのは、一般人の何気ない会話ということでプロデューサー判断のもとクリアしたのでしょうが、ドラマだとしてもあり得ません」(テレビ業界関係者)

 また、嫁について爽介の「東京で調達しようかと思ってます」「大根を買う気軽さで」というセリフもあり、同様に疑問の声が上がっている。さらに、広瀬が演じる浅葱空豆の方言や“田舎者”を強調するような描写も物議を醸しており、早くも先行き不安な状況となっているのだ。

 本作の脚本を手がけているのは、過去に『ロングバケーション』(フジテレビ系)、『愛していると言ってくれ』『ビューティフルライフ』『オレンジデイズ』(いずれもTBS系)といったラブストーリーのヒットドラマを生み出してきた北川悦吏子氏。TBS連続ドラマ初主演の広瀬と、本格ラブストーリー初挑戦の永瀬という旬の若手俳優の共演による本作は「脚本・北川悦吏子が今の時代に贈る“青春ラブストーリー”の集大成」と銘打たれているが、今後はどのような展開を見せるのだろうか。