今回の問題を受けて自民党は派閥解散を打ち出しているが、京大大学院教授の藤井聡氏は「論点のすりかえ。派閥を解散しても裏金問題は残る。派閥は無関係で単なる人気取り」「派閥って過去に何回も解散しているけど、3、4カ月で復活している。総選挙が終わったら復活するんじゃないか」と指摘。それを聞いた小倉は「このまま流されてうやむやのまま過ぎていくのでしょうか。すごい不信感です」とこぼし、目を丸くして「日本の政治っておかしくないですか。おかしすぎます!」と怒りをあらわにした。

 専門家的な分析ではなく、庶民の目線で憤る小倉に共感した視聴者は多かったようで、SNS上では「ゆうこりんがめっちゃ正論言ってる」「日本の政治はおかしい。これが本当の一般人の感覚だよ」「わかりやすい言葉で違和感を表明してくれてる」などと好意的な意見が飛び交った。

 それ以上に反響が大きかったのが、今年から大幅に制度が変更された「NISA(少額投資非課税制度)」への発言だ。

 6日に放送された『~ニュースを知ればボロ儲け⁉~がっぽりNEWS!2024』(同)で、小倉は国が推進しているNISAについて「手を出していないです。国が推してるじゃないですか。国が推してるものにいいものがあるのかなって。何が裏があるんじゃないか」と懐疑的な見方を示した。NISAブームに乗っかる芸能人は多いが、それとは逆に否定的な意見を表明するケースは珍しい。

 司会のさらば青春の光・森田哲矢が永久的に非課税となる「新NISA」がいかにお得なのかを力説するも、小倉は「私は預けないです。放ったらかしにしていても(儲かる)とか、そんな甘い話は世の中にない。永久っていう言葉も信じていません」と完全拒絶。その理由として「私、株やってたから分かるんです。エステに行って終わったら、リーマン・ショックで株が暴落していて痛い目にあいました」という過去の経験を明かし、長期保有について「1回下がっちゃうともう上がらないんじゃないかって気持ちになって、すぐ売りたくなる」と語った。