比婆山崇敬会および比婆山久米神社は、比婆山久米神社奥宮の老朽化した拝殿や参道を修繕するためCAMPFIREにて、「島根・比婆山久米神社 イザナミノミコトが眠る奥宮・御神陵石瑞垣の修繕プロジェクト」を1月16日(火)~3月31日(日)の期間、実施している。

プロジェクト立ち上げの背景


比婆山は、日本最古の歴史書である『古事記』に記載された最初の山であり、国生みの神、イザナミノミコトの御陵(みささぎ)が祀られている由緒ある山。その比婆山の山頂にあるのが、久米神社だ。久米神社は、古くからこの山を守ってきた神社になる。

しかし、社殿は時とともに老朽化が進み、石瑞垣は壊れそうになってきている。修繕したくとも、高齢化と過疎化が進み、氏子も減少している。寄付や祈祷料、お守りの志納料、賽銭だけが主な収入源となる神社は、維持継続していくことが難しくなっている。

開始2週間で300万円到達

比婆山崇敬会および比婆山久米神社は「島根・比婆山久米神社 イザナミノミコトが眠る奥宮・御神陵石瑞垣の修繕プロジェクト」を立ち上げ、修繕を通して、地域の活性、日本人の精神性を取り戻すきっかけのためにクラウドファンディングを開始した。現在、開始2週間で足らずで300万円に到達。目標達成に向けて、地域の人々と手を取り合って邁進している。なお、第一目標金額は、1,000万円だ。

リターン例

同プロジェクトでは、「クラウドファンディング限定御朱印帳」や「特別ご祈祷」、「ご芳名入り石碑(玉垣)」など、1,000円~100万円まで多様なリターンを用意している。詳細はCAMPFIREのプロジェクトページで確認できる。

宮司からのメッセージ


宮司の齋木正保氏は「比婆山久米神社のある地域は、山深い寒村にあります。氏子の数もわずか61戸という、本当に小さなお宮さんです。しかし、ご由緒を申しますと、日本で一番古い歴史書といわれる古事記の中に『イザナミノミコト、出雲と伯耆の境、比婆ノ山に葬った』とあり、イザナミノミコト様のご神陵がある比婆山神社を、蘇らせたいと切に願うばかりです。

このプロジェクトは、荒廃した小さな神社を単に修復するだけでなく、この修繕を通して、地域の方々のきずなを深め、地域の活性、そして、日本人の精神性を取り戻すきっかけになると確信しています。どうか、みなさまのご協力をいただきたく切にお願い申し上げます」とメッセージを寄せている。

この機会に、「島根・比婆山久米神社 イザナミノミコトが眠る奥宮・御神陵石瑞垣の修繕プロジェクト」をCAMPFIREでチェックしてみては。

CAMPFIRE:https://camp-fire.jp/
プロジェクト名:島根・比婆山久米神社 イザナミノミコトが眠る奥宮・御神陵石瑞垣の修繕プロジェクト

(角谷良平)