◆さりげなく描かれる家族の絆

『光る君へ』(C)NHK
『光る君へ』(C)NHK
道長(柄本佑)にすべてを打ち明けて屋敷に帰ってきたまひろ(吉高由里子)。帰りが遅いことをとがめる父・為時(岸谷五朗)の胸で泣きじゃくる。

長くまともに言葉を交わさなかったふたりだが、まひろ自身、母はもちろんのこと、父のことも子どものころはとても慕っていた。だからこそ、母が殺された事実をなかったことにしようとした父が許せなかったのだろうが、本当は父を許したいという気持ちもずっとあったはずなのに。

泣くまひろに多くは聞かず、左大臣家の姫達の集いには行かなくて良いと言う為時。

父は父なりにまひろのことを思っているのだ。しかし、まひろは母の仇である右大臣家にしか父のよりどころがないのは嫌だと言い、集いに通い続けることを願い出る。倫子(黒木華)と仲良くなれば、左大臣家とのつながりも深くなる。そうできるように努めると。

感激する為時。ただ、まひろ自身はほかにも思うところがあった。道長から遠ざかりたい。そのために、自分の命に何か使命を持たせたい、と。

まひろの涙と決意。まひろは間違いなく、道長を愛している。