2022年4月から、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。クレジットカードの契約や結婚できる年齢が男女ともに18歳になったりと、今までとはライフプランが変わる人も出てくる新成人たち。一方で、成人式はこれまで通り20歳で行うのか、といった課題もあるといいます。
※イメージです(以下、同じ)
そんな新成人のニュースを見ながら、「うちは弟が3年前に成人式を迎えたんですが、思い出すのも嫌ですね……」と遠い目で語るのは、都内在住の川崎恵梨香さん(31歳・仮名)。恵梨香さんは3年前、弟の成人式でやらかしてしまった苦い経験を話してくれました。
酔いつぶれた弟を迎えに行った先で、弟の幼馴染と再会
「成人式の後、弟が同級生と飲み会があるというので、酔っ払って帰ってこれなくなったら困るから、私が実家に泊まって迎えに行く約束をしていたんです。
弟から電話があったのは、深夜2時。電話をかけてきたのは、弟の幼馴染のTくんでした。Tくんと話すのは、彼が小学生のとき以来。懐かしさに浸ったのも束の間、『弟が飲みすぎて潰れてしまったから代わりに電話した』と言われました。すぐに指定された店に向かうと、そこに残っていたのはT君と潰れた弟の2人だけでした」
酔いつぶれた弟を介抱してくれたTさんにお礼を言い、2人を乗せて恵梨香さんは車を走らせました。
始発まで家で時間をつぶすことになったTくん
「弟を部屋にあげてベッドに寝かせました。Tくんにも手伝ってもらったので、お礼に家まで送ると言ったんです。すると、Tくんは『もう遅いから始発まで時間つぶしていい?』と言ってきました。
ちなみにこの日、両親は旅行で留守。まぁ、久しぶりにTくんと再会できたわけだし、成人のお祝いでもしてあげようかなと思いました。そこで、私が好きな少し良いワインで乾杯することにしたんです。
Tくんは『ワインって全然飲まないけど、これは美味しい!』と言っているのを見て新成人って可愛いなぁ……なんて思っていましたね」