NG行為2:芋や中華まんで発火?!長時間加熱はNG

東京消防庁のホームページでは、実際にあった火災の再現実験の結果を公表しています。例えば、さつま芋や中華まんを5分から12分ほど電子レンジで加熱すると、爆発的な燃焼が起こるという実験結果を掲載しています。さつま芋も中華まんも質量が少ないほど、出火までの時間が短い傾向にあります。

燃焼の原理を説明すると、まず加熱によって食品の水分が蒸発して炭化し、そこから可燃性ガスが発生します。電子レンジ内にそのガスが充満して、炭化した部分に電気が流れスパーク現象を起こして燃焼するのです。さつま芋や中華まんに限らず、食品の長時間加熱は絶対にやめましょう。

NG行為3:電子レンジ内が汚れたまま

食品を温めた際に、たれや食品の一部が飛び散ることがあります。「少しだから」「あとで拭こう」と思いつつ、そのまま放置してしまうこともあるでしょう。しかし、これが電子レンジ爆発の原因になる場合があります。

これは、電子レンジ内の汚れに引火するためです。気になる汚れはすぐに拭き取ることや定期的な庫内の掃除が、突然の発火を防ぐ簡単な方法です。