独特な世界観でカルト的な人気を誇った映画『光る眼』について、この記事ではあらすじやキャストなどの情報をまとめます。知る人ぞ知るマニアックだけれど面白い作品をお探しの方や、一風変わった作品に触れて楽しみたい方は必見です。実際に鑑賞した方から寄せられたレビューもご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。

映画『光る眼』の基本データ

映画『光る眼』は、1995年製作のアメリカ映画です。閑静な街に暮らす住民たちが、一斉に昏睡状態に陥った後、受胎可能な女性たちが時を同じくして妊娠するという異変が起こる…というストーリー展開です。

SFスリラーの古典的名作「未知空間の恐怖/光る眼」おをリメイクした作品で、突飛なアイデアが注目を集めました。謎の知的生命体という題材を、新たな視点から描き出します。

映画『光る眼』の監督・主要キャスト

映画『光る眼』を製作した監督と、主要な登場人物を演じたキャストをご紹介します。どのような製作陣によって作られた映画なのかを知ってから鑑賞することで、より物語を奥深く楽しむことができるでしょう。

監督はジョン・カーペンター

【ネタバレ】映画『光る眼』あらすじを徹底解説!
(画像=Wikipedia、『Sorte plus』より引用)

映画『光る眼』の監督を務めたのはジョン・カーペンターです。南カリフォルニア大学スクール・オブ・シネマティック・アーツに在学していた彼は、脚本を手がけた「The Resurrection of Bronco Billy」でアカデミー短編実写賞を受賞しました。

さらに、ダン・オバノンと共同で脚本を手がけた「ダーク・スター」という作品で、監督としてのデビューを飾ります。78年には、「ハロウィン」が低予算での製作だったのに反して世界興収7500万ドルを超えるヒットを樹立しました。

この作品において、ジョンは第二弾で脚本を、第三弾では製作を担当しています。その後、「マウス・オブ・マッドネス」や「エスケープ・フロム・L.A.」、「ヴァンパイア 最期の聖戦」といった作品を発表したことで、SF・ホラー作品におけるカルト的人気を誇ります。

また、彼は自身が手がけ多くの作品で作曲も行っており、2011年には「ザ・ウォード 監禁病棟」で「ゴースト・オブ・マーズ」以来およそ10年ぶりに長編劇場映画の監督を務めました。

キャスト①クリストファー・リーブ:アラン・チェフィー医師

【ネタバレ】映画『光る眼』あらすじを徹底解説!
(画像=BBC、『Sorte plus』より引用)

アラン・チェフィー医師役を演じたクリストファー・リーブです。9歳にして舞台デビューを果たした彼ですが、演劇に興味を持つようになったのは、高校生の頃学校新聞で劇団の地方巡業を取材したことがきっかけでした。

コーネル大学を出て、ニューヨークのジュリアードで学びます。その後ロンドンへ留学し、一時はパリのコメディ・フランセーズに学びました。米国へ帰ってのちは、主戦場を舞台からテレビへと移します。スクリーンデビューを飾ったのは、78年「原子力潜水艦浮上せず」でのことでした。

同年には「スーパーマン」の主役に選ばれ、一躍スターとなります。その後も話題作に出演しますが、スーパーマンでの成功を超えることができず伸び悩んでいました。以降はスーパーマンのイメージを拭い去るため、あらゆる役柄を演じることに挑戦します。

しかし95年に乗馬中の事故で首から下が不随になってしまい、映画復帰は困難かと思われましたが、車椅子での活動を再開することになります。99年にはヒッチコックの「裏庭」のリメイクに挑戦したりと果敢に活動を続けました。

2004年には自宅で心臓発作を起こし、昏睡状態で病院に運ばれましたが、翌日に突然の死を迎えることとなりました。52歳でした。

キャスト②カースティ・アレイ:スーザン・バーナー博士

【ネタバレ】映画『光る眼』あらすじを徹底解説!
(画像=thelist、『Sorte plus』より引用)

スーザン・バーナー博士を演じたカースティ・アレイです。大学卒業後地元のインテリア会社に就職し勤務していました。コカインの常習者だったものの、克服してロサンゼルスに渡り、テレビ局で装飾の仕事に携わります。

これを機に芸能の仕事に興味を持ち、81年には「ワン・モア・チャンス」でスクリーンデビューを飾ります。翌年公開の「スター・トレック2/カーンの逆襲」で注目を集めたのちは人気が低迷しますが、「ベイビー・トーク」シリーズで盛り返します。

その後はコメディを中心に活躍の場を広げています。また、過去の経験を生かして薬物中毒者の更正プログラムの活動にも携わっています。

キャスト③マイケル・パレ:フランク・マクゴワン

【ネタバレ】映画『光る眼』あらすじを徹底解説!
(画像=IMDb、『Sorte plus』より引用)

フランク・マクゴワンを演じたマイケル・パレです。料理学校を卒業後、有名レストランで副料理長を務めていましたが、19歳の時モデルエージェントに勧められたことで演劇学校へ入ります。さらにそこでスカウトマンに目をかけられデビューが決まりました。

81年よりテレビシリーズ「アメリカン・ヒーロー」に出演し注目を集め、83年にはスクリーンデビュー、翌年の「ストリート・オブ・ファイヤー」でブレイクし、以後はB級アクションを主戦場としています。

キャスト④リンダ・コズラウスキー:ジル・アクゴワン

【ネタバレ】映画『光る眼』あらすじを徹底解説!
(画像=thelist、『Sorte plus』より引用)

ジル・アクゴワンを演じたのはリンダ・コズラウスキーです。ジュリアード音楽院で学んだのち、1981年より舞台女優として活動を始めます。1986年にはコメディ映画『クロコダイル・ダンディー』で注目を集め、続編にあたる『クロコダイル・ダンディー2』にも出演します。

しかし2001年には『クロコダイル・ダンディー in L.A.』に出演したのを最後に女優業から退きました。1990年には映画『クロコダイル・ダンディー』の共演者ポール・ホーガンと結婚しますが、2014年に離婚が成立しています。