◆服を捨てたことを後悔している話があちらこちらで
「服を捨てなければよかった」というセリフを最近、聞くようになりました。どんな状態の服を捨てたのかはわかりません。ただ、捨てたことを後悔している話があちらこちらで出ています。その理由は、もう買えないから。
捨てることが流行りだしたのはいつごろからでしょうか。かなり昔からあったとは思いますが、服に関して「捨てるべき」と強く言われ始めたのは、2010年以降、いろいろな片付け本が出てからではないかと思います。それ以前の捨てる対象は主にガラクタであり、まだ着られる服までも捨てるようになったのは、この10年ぐらいのことでしょう。
もちろん服もモノなので、永久に使えるわけではありません。破れたり、しみがついたり、壊れたりもします。また衣類は洗濯によって劣化しますので、洗濯回数が多い下着類は早くに傷みますし、素材の組成にポリウレタンが入っていればなおさらです。
しかし、着用や洗濯の回数が少ないコートやジャケット、たまにしか着ないワンピースなどはそれほど傷みません。1年、2年で着られなくなるということは、よほどなことがない限りないでしょう。捨てて後悔している服とは、まだ着られるにもかかわらず捨ててしまったものだと推測できます。
さて、古い服は、ただ古いというだけでもう着られないのでしょうか。モノとしてではなく、デザイン的にも古い服は着ると変なのでしょうか。
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